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「『小説家になろう』について書いたエッセイ」について書いたエッセイ

 「小説家になろう」では投稿する際に、小説のジャンル毎に分類されている。それぞれのジャンルで面白い作品が多々あるが、今回話したいのはエッセイについてだ。


 それも小説を書く側の立場から見た意見が書かれたエッセイについて語ろうと思う。


 正直言って私自身は、エッセイに全く興味が無かった。というか馬鹿にしていた。軽んじていた。


 以前の私は、「小説家になろう」というタイトルなんだから、投稿するべきなのは小説だろう。なんでエッセイなんてジャンルがあるんだ、意味があるのかなんてことを本気で考えていたりした。


 そしてエッセイの中でも特に、目についていたテーマがある。それは小説に対するポイント評価やブックマーク、感想についてだ。


 極論で言ってしまえば、ポイント評価をして欲しい、ブックマークを外さないで欲しい、感想で批判ばかり書かないで欲しいと言ったものだ。


 当時の私は、自分が面白そうと思った小説について片っ端から読み漁っていた。しかし、小説とは別ジャンルである、それらのエッセイが何故か目について時々読んでいた。


 いくつか読んでみてまとめると、作者のモチベーションに関わる事だから、読者の対応はきちんと行うべきといったものだった。


 だが私は、それらのエッセイを読んでも特に心に響くような事はなかった。私自身が元々血も涙もない人間だと言ってしまえば、この話はここで終わりだ。しかしそうでない場合、なぜ何も感じなかったのか。


 それは私があくまで「読者」でしかなかったからだと思う。つまり「作者」のモチベーションについて共感する事ができなかった、ということだ。評価なんかなくても書きたいことさえあれば、作者は書き続けられるものだと思っていた。


 しかし、その考えは完全に逆転した。


 一ヶ月ほど前から自身でも小説を書いて投稿し始めた。少しずつ読んで下さっている方がいるものの、ポイント評価もブックマークもほぼ無いのが現状だ。


 はっきり言って、この状況にかなり落ち込んだ。初めのうちは、人からの評価なんて関係ない、ただ自分の好きなものを書いてるだけだ、と自身に言い聞かせていたがそれだけでは長く続かなかった。


 やはり、何の成果も無しにモチベーションを保ち続けるのは難しいことなのだ、と思い知らされた。以来私は読んだ小説に関してはポイント評価または感想を書くように心がけている。


 このエッセイ自体、私のような名もない新米の投稿者が書いているものだ。言われたところで、何とも思わない人がほとんどだろう。


 だが、覚えておいて頂きたい。


 たった一回のポイント評価、一件のブックマークであっても作者のやる気につなげることができるのだ、と。


 もちろん、私自身も作品を評価して頂きたいのが本音だ。だが誰の作品であっても、一所懸命書かれた作品には何かしら読者の反応が返ってくることを切に願う。


 最新話の最後に評価をお願いするコメントがあるのは、決して定型文ではないのである。

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