第2話 インディビジュアルパシュート
ミーティングの帰り秀介から1つ提案があった。
「すいません。1つ提案があるんですけど…」
「どんなの?」
入座が返した。
「皆さん分かってると思うんですけど、僕は一応トラックレースでパシュート専門的にやってるんですけど、今度県の大会で1日で新しいオムニアムの大会があるんですよ。詳しい内容はそこまで覚えてないんですけど、相当鍛えられると思うんですよ。」
「おー!いいね!」
滑河が楽しそうに返す。
「4月14日に行われて確か4種目走る感じだったんですよ。それで、オムニアムだけの大会で県のインターハイとかは別の日なんですけど、出てみる価値はあるかなと。どっちにしても僕は出る予定です。」
「出てみよっか。じゃあ、俺と滑河と新谷は出たいよな。」
入座が言った。
「そうだね。」
滑河と新谷は同意。
「そのために、霞ヶ浦での平地トレーニングは大事だな。もちろんトラック練習もしていきたいな。」
入座がそう言って家の近くに到着した。
「じゃあ、今日は練習終わりで、後はしっかり自宅でケアして、しっかり備えていこう。」
藤城が締めて練習は終了した。
「今度、不動峠でヒルクライムの練習しない?JCSでも使われてるし、クライマーとしての練習にもなるし。」
秀開が藤城へ言った。
「そうだなー。KCCが始まる前には行っときたいな。いずれ行って練習しようか。」
「了解!ありがとう。」
次の日、秀介はトラックレースの準備のために、近くの1周400mの競輪場でTTバイクを使って、3km個人パシュートの練習をしていた。
3km個人パシュートは高校総体の種目でもあり、秀介は3分39秒591の記録を持っている。4kmだと5分3秒803の記録だが将来を期待されている。
30分くらいのアップを終えて、スタートラインに立つ。
兄の秀開に協力してもらいスタートをした。
最初の200m 19秒85
しっかりペースをつくっている。
600m通過 48秒86
ラップ29秒01
このペースを刻んでいきたいところ。
1000m通過 1分17秒54
ラップ28秒68
ペースに乗れている。このまま行ければ3分40秒に近いタイムが出そうだ。
1400m通過 1分45秒95
ラップ28秒41
少しずつ上がっている。ラップ29秒を最後まで切っていきたいところ。
1800m通過 2分16秒46
ラップ28秒51
少し下がったが粘っている。
2200m通過 2分45秒17
ラップ28秒71
下がってきた。最後の2周粘れるか。
2600m通過 3分14秒13
ラップ28秒96
最後1周ラストスパートをかける。
そしてゴール。
タイムは……
3分43秒51だった。
最後のラップ29秒38
終わって反省点を見つける。
出だしは順調だったが、最後の29秒台とラップが安定していないということだった。
ということで、これを踏まえてロングライドによるトレーニングと、目標ラップを28秒50にして最後まで保たせるという目標にした。
また、最初の200mを重心移動をもっと上手く使って18秒5以内でクリアするという目標も決めた。
そうすれば、3分38秒を切っていくことが出来る。
高校記録の3分22秒台という驚異的な記録にはまだまだだが、次が高校2年なので、もっと伸びていけるはずだ。
秀介は、25日にもう1回競輪場でパシュートとTTの練習をする予定になっている。
不定期更新なのは申し訳ないですが、これからは基本週2回は更新していけるように頑張ります。(笑)




