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大きな手

作者: 碧星鈴音

大きなこの手に恋しちゃったの

触りたくて隣りに居たくて存在を感じて

次々魔法をかけてゆく手の

行く先をいつも眺めながら

私に触れてくれないかなって念じてみたり

でもある時気づいちゃったんだ

この手の持ち主に恋していることを

私の心を知っているかのように

優しくしてくれるけれどね

伝えない片想いで完結にするんだ


その手で掴むと壊れてしまう

繊細な関係を選んだ理由じゃないけど

あなたの心の想いは自由だから

すきだと言い放った先には

好きな彼女がいる

複雑な私の心

嬉しくても少し苦しくて

受け止められるだけの器量がない

だからだから

ごめんなさい

恋しちゃってごめん


伝えずにいようと決めたのに

心が重くなっていくんだよね

いつから泣き虫に戻っちゃったの

どうして涙が止まらないよ

抱きしめてキスしてほしい

大きなこの手がほしい

片想いだけじゃ淋しくて

でも少しの望みが叶うなら

いつもあなたの夢がみられるように

お願いしてみるね


彼女がいるから

キスより先はキスで終わる

好きは一つだけより沢山がいいって

わがままな本心が見え隠れする

私だってあなたに

恋しているよって伝わるように

いつもあなたの左側にいたい

瞳に映る距離でいたい

なんて言えないよ


もしもあなたに

恋しているよって伝えても

誰も傷つかないように

何も壊さないように

あなたを困らせないように

とっても良い子でいるから

だから時々おねだりしていいかな

すきの証拠が欲しいときは

甘くて優しいキスを

私にだけちょうだい



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