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魔法直撃とホブゴブリン討伐

「これで最後っと」


エイゼはそう一言放ち、右手をゴブリンに向けて火属性の初級魔法であるファイアーボールを打った。


放たれたファイアーボールは真っ直ぐ進み、最後の1匹のゴブリンの顔面に直撃した。


ファイアーボールのシンプルな威力と燃焼効果によって、顔面に直撃したゴブリンは死んだ。


ホブゴブリンに攻撃を仕掛けた際に、最初の戦闘時と同じく前衛と後衛との距離を開けることでわざとゴブリンを湧かせる作戦を仕掛け、見事に作戦は成功した。


と言っても、湧いてくるとわかっていても20体を超えるゴブリンをたった5人の魔法使いと1人の弓使いで簡単に倒せるはずがない。


そのため、メインとなる作戦の他にもう一つ作戦を立てていた。


それは、いかに近距離戦が出来ない魔法部隊にゴブリンを近づけさせないかというものだ。


最初の戦闘時には弓使いのリヤも魔法部隊と同じ場所にいたが、今回は魔法部隊と距離を開けることで外側からの援護を可能にしている。


それに、囲まれる魔法部隊は出来るだけ倒すことを意識し過ぎずに近づけさせないために弱めの魔法を間髪なく放ち続けることにする。


このようにすることで、徐々にゴブリンにダメージを与えながら外側のゴブリンをリヤの弓で削っていく。


こんな感じで、上手いこと近づけさせずに倒すことができた。


その光景は、外から見ると殲滅戦にしか見えなかった。


見事に殲滅し終わった光景をホブゴブリンが見て、大策がここまで完璧に封じられると思わなかったのか、一歩後ずさりうろたえるような姿勢を見せた。


前衛の3人はその姿を見逃さなかった。


「みんな、今だ!畳み掛けろ!」


俺はそう言ったあとに、ケルフィンとエフとともにさらに距離を詰めた。


俺たちが距離を詰めてきたのを見て攻撃を仕掛けようとしてきたが、リヤの弓矢がそれをさせなかった。


リヤの放った弓矢は、ホブゴブリンの右目に突き刺さり、その痛みで目を押さえるような体勢に切り替わった。


隙に隙が重なり、それに加えてエイゼたちの魔法攻撃が追加され横に倒れてしまった。


そこからは俺たちが切り続けるだけだった。


切っても切っても切りきれないのが続き、ホブゴブリンも痛みに耐えかねていた。


そのままホブゴブリンから血が流れ続け、その後息絶えたのであった。


「「「よっしゃーーー!」」」


みんなの力が合わさり、負傷者が出たもののフロアボスであるホブゴブリンを倒すことができたのだった。


今回もお読みいただきありがとうございます。

この話でダンジョンヴィシュヘル回も半分あたりまできました。

この調子で頑張っていくのでよろしくお願いします。

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