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階層突破と他グループの灯り

シャドウウルムに囲まれていた中、5人の連携にて無事に5匹全てを討伐することができた。


討伐した魔物には、魔物固有の素材がある場合もあるので採取しようとしたが、シャドウウルムの死体はすぐに消えてしまった。


俺は少し残念だが、すぐに3人の元に戻った。


「3人とも、大丈夫か?」


「うん、私は大丈夫だよ。他のみんなも何もされなかったし」


「そうか。ならよかった。とりあえず、シャドウウルムを5匹同時に討伐できたのはかなり大きいな。でも、せっかくならフロアボスも倒したいとこだな」


「それなら、今よりも早いペースで進まないと間に合わないわよ」


「そうだな。とりあえず、みんなで装備の確認をしてから、さっきより早いペースで進んで行くか」


俺たちは、シャドウウルムを討伐したことの喜びの余韻に浸ることなく、装備の確認を素早く済ませ、その場を後にした。


その後の第一階層の魔物は、単体のシャドウウルムが出てきた程度で、そこまで苦労することはなかった。


第一階層に入ってから20分ほど経った時、第二階層へと続く階段が現れた。


階段を降りて行くと、第一階層の入り口と同じように扉の隣にスタンプが置いてある机があった。


エイゼはスタンプカードを取り出し、カードにスタンプを押した。


ここからは第二階層になる。


第一階層とどれほど差があるかはわからないが、注意を怠らずに進まなければならない。


俺は、みんなの準備が終わったのを確認してから、第二階層の扉を開けようとした。


その時、エイゼが俺たちに1つ提案をしてきた。


「ちょっといい?」


「どうしたんですか、エイゼさん?」


「第一階層は暗かったから、光属性の魔法を使って照らしていたけど、この先これが続くと、マナの消費が増えちゃうから、別の方法にしたいんだけど」


「もちろん問題ないけど、どうするんだ。さすがに灯り無しじゃあの暗闇は進めないぞ。てか、他のグループはどうしてるんだろうな。俺たちのグループは、エイゼが光属性の魔法を使えるから大丈夫だけど」


「ら、ラクトくん。あ、あれじゃないかな」


俺の素朴な疑問に対し、リーザは答えに繋がるものを指差した。


それは、スタンプが置いてある机の隣に置いてあった。


「なるほどな。確かにあれを使えば進めるだろうな。てか、第一階層にも置いてあったか?」


「う、うん。あったよ」


俺たちが言っているものとは、箱に入っている布が先端に巻きつけられた木のことだ。


多分、布の部分に火をつけて松明として使うのだろう。


これも、学園が用意したものだろうな。


それより、エイゼの提案を聞かなければ。


「エイゼ、じゃあその方法を押してくれ」


「わかった。ここからの階層は、みんなに暗視魔法をかけたいと思うの」


暗視魔法、それがエイゼから提案されたものだった。




どうもMonty(モンティー)です。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

また、誤字脱字等ありましたらご連絡ください。

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