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マナの色と分かれての行動

マーキュリーによってマーズを回収されてしまった俺たちは、学園長が負傷していることもあり、いったん学園に戻ることにした。


学園までは、先生が学園長のことを運んでいった。


戻るまでの道に特に問題はなく、あまり時間をかけずに戻ることができた。


学園に着いた俺たちは、最初に学園長を手当てしてもらうために保健室に向かった。


保健室に入ると、傷ついた学園長の姿を見てナイル先生がとても驚いていたが、さっきの戦いのときに発生した爆発の音が学園まで届いていたらしく状況を察してくれた。


ダストル先生がすぐに学園長をベットに移すと、ナイル先生がすぐさま治療を始めた。


ナイル先生は、最初に傷をふさぐために回復魔法を掛けた。


学園長にかけた回復魔法は、俺に掛けたヒールの上位の回復魔法であり、水属性の中級魔法であるハイヒールをかけた。


ハイヒールによって、学園長の傷は一瞬でふさがり傷跡すらも消えてしまった。


さすが、回復魔法を得意とするナイル先生の中級回復魔法だ。


その後、ナイル先生はマナ不足の学園長にマナシェアを使った。


マナシェアは、自身のマナを他人に分け与えるという魔法だ。


逆に、他人からマナを吸い取る魔法のマナオブテインというものもある。


ただし、このように自身と他人のマナに干渉する魔法には気をつけないといけないことがある。


人のマナというものは、自分自身が得意とする属性に染まっていく傾向がある。


たとえば、火属性が得意な人のマナは赤色だ。


赤色のマナが多い人が火属性の魔法を使うと、魔法の威力が上がったり、マナの消費量が少なく済んだりする。


赤色のマナを水属性が得意な人に移すと、属性が合わないため魔法全体の威力が落ちてしまう。


そのため、マナを他者に移すとき、貰うときはマナの色が染まらないように少量にしなければいけない。


ただし、無属性魔法が得意な人のマナの色は、初期のマナと同じ透明色なので移しても特に問題はない。


今回マナを移すナイル先生は水属性が得意なため、マナの色は青になる。


逆に、マナを移される学園長の得意属性はわからないので、エイゼに確認した。


「ねえエイゼちゃん、学園長さんの得意属性って何か知ってる?」


「確か、おじい様の得意属性は無属性だった気がします」


「なら大丈夫だね」


そういって、ナイル先生は学園長にマナを注いだ。


「マナも補給したから大丈夫だけど、起きるまではもう少しかかるからそれまでどうする?」


ナイル先生にそう言われたので、いったんそれぞれ行動することにした。


「じゃあ、俺は教頭のところに報告に行ってくる」


そういって、ダストル先生は保健室から出て行った。


「俺は、ちょっと考えたいことがあるから部屋に戻ることにするよ」


俺はそういって保健室を出ると、マーズの言っていたことについて考えながら部屋に戻った。




どうもMonty(モンティー)です。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

誤字脱字、文章の矛盾点などありましたらご連絡ください。

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