表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/124

結末と謎の女性

2人の強力な魔法のぶつかり合いによって、大きな爆発が発生した。


爆発によって辺りにあるものはすべて消し飛んでいた。


その中でその中で唯一残っていたのが、倒れている学園長とマーズだった。


俺たちが倒れている姿を確認したタイミングで、俺たちのことを光が包んだ。


おそらく、マーズがいっていたテレポートだろう。


そのまま光に飲まれた俺たちは、テレポートによって地上に戻された。


目の前にある光が晴れると、そこには力尽きている2人の姿があった。


「おじい様っ!」


エイゼは、地上に戻ってくるとすぐに学園長の下に向かった。


俺と先生もエイゼのあとについていった。


「おじい様、大丈夫ですかっ!?」


「おお、エイゼか。わしは何とか大丈夫じゃ」


よく見ると、学園長の体には何箇所か傷があった。


多分、この傷はさっきの爆発によって吹き飛ばされたときにできてしまったのだろう。


それにしても、学園長が無事で何よりだ。


「すまんなエイゼ。今はマナを使いすぎて体を動かせないんじゃ。だが、気にするな。それよりも、マーズのほうはどうじゃったか?」


「こんな歳なのに無茶をするからこんな風になるのですよ。マーズの方の状態はまだ確認していません。今から行って来ますので、少々お待ちください」


エイゼはそういってマーズの状態を確認するために立ち上がろうとした。


「エイゼ、君は学園長の事を見ていてくれ。マーズのことは俺とラクトの2人で確認してくる」


そうエイゼに提案したのは先生だった。


「本当ですか!じゃあ、お願いします」


エイゼは先生に言われたとおりに学園長の看病をするためにその場に残った。


それに対し俺と先生はマーズの状態を確認しに行った。


マーズの状態は遠目から見てもひどいものだった。


マーズの周りは血だらけで、体には深い傷が数多くあった。


学園長はマジックキャンセルを使っていた分小さい傷で済んだが、マーズは一切ガードしていなかったので、爆発をもろに喰らったのだろう。


ぱっと見は死んでいてもおかしくないのだが、どうやら意識はあるようで、こちらに話しかけてきた。


「お前ら、爺さんにこう伝えてくれ。『今回は俺の負けだが、次は負けない』と」


「ああ、分かった。だが、目の前に瀕死の魔王軍幹部がいる状況で俺は引き下がるわけにはいかない。すまないが、止めを刺させてもらうぞ」


そういって、先生はナイフを取り出した。


そのとき、辺りが真っ暗になった。


そして、俺たちの目の前に突如若い女性が現れこう言った。


「そうはさせないわ!マーズちゃんは、私が回収させてもらうわ」 

どうもMonty(モンティー)です。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

誤字脱字、文章の矛盾点などありましたらご連絡ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ