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マナの揺らぎと魔法適正の関係

「あ、ありがとうラクト君」


「どういたしまして。でも、まだ油断できないからね」


夢で見たおかげで初見殺しの一撃を何とか回避したものの、いまだに視界は確保されていない状態である。


それに、今のと同じ攻撃をもう一度されたら予測できないためどうにもならない。


まずは、この暗闇をどうにかしなければ。


「エイゼ、暗視魔法ってもう発動してあるよな?」


「もちろん。ここに入る前に発動させたよ」


「だよな。とりあえず、もう一回発動させてみてくれないか?」


「わかった。やってみる」


エイゼはそう言って、伏せた状態で魔法を発動させた。


【ナイトビジョン】


しかし、視界に何の変化もなかった。は


「エイゼ、ちゃんと発動させたのか?」


「させたよ!」


「え、エイゼは発動させたよ。一瞬大気中のマナが揺らいだから」


リーザは、エイゼがナイトビジョンを発動させた証明として『マナが揺らいだ』という言葉を使った。


俺は聞いたときにその意味を理解できなかったが、何かの本で読んだような気がしていた。


確か、少し前に読んだ魔法に関する本で『マナの揺らぎ』っていうサブタイトルがあった気がする。


読んだのが意外と最近だったため、読んだ原文をほとんど覚えていた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『マナの揺らぎ』


通常、魔法を発動させるには大気中にあるマナを発動させる魔法のレベルに合わせて一定量消費する仕組みになっている。


その際に、魔法を発動させた地点でマナがない空間ができ、一瞬でそこに周りにあるマナが流れ込んできて空間を埋めようとする。


この現象が、『マナの揺らぎ』だ。


レベルの高い魔法を使ったときほど、それだけマナを消費するので一般人でもマナの揺らぎを感じる。


逆にレベルの低い魔法を使ったときほど、マナの揺らぎが小さくなるため魔法を使えるものでも揺らぎを感じなくなるのだ。


しかし、高い魔法適正を持っているものならば、マナに対して敏感なのでマナの揺らぎを感じやすくなる。


そのため、これを利用してどこで魔法が発動されたのかなどを調べたりなどもできるのだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


魔法が使える俺にマナの揺らぎを感じることができなかったということは、これを感じ取れたリーザはやっぱり魔法適正が高いんだな。


何はともあれ、エイゼが魔法を使ったことはわかった。


しかし、この暗闇の問題は解決されないままなのであった。

どうも、Montyです!

今回もお読みいただきありがとうございます!

もう少しで1月も終わりになりますが、この時期は休みが増えるのでしっかり休息をとっておきたいです。

最後に、良ければブクマ、感想、評価等よろしくお願いします!

※明日は妹クロを投稿予定です!

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