表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/124

第20階層と初見殺しの一撃

夢の中で見た、あの禍々しい扉が目の前にある。


この扉の先は、課題試験で使用されているダンジョン、ヴィシュヘルの最下層に当たる第20階層。


そして、このダンジョンの最後のフロアボスがいる階層でもある。


ヴィシュヘルにはフロアボスが2体いるが、1体目のボスは他のグループと共闘することにより倒すことができた。


しかし、今回のフロアボス戦は俺たちのグループのみでとなる。


時間もあるし他のグループが来るのを待っていてもいいが、13階層からここまで何の問題もなく進んできているためこの流れを切りたくない、と女性人が言っていたため準備を整えてすぐに挑むことになった。


俺は一応反対したが、全く相手にされなかった。


そのため、4人を止めるのではなく無理な戦闘をしないように注意することにした。


なにせ、俺たちだけで挑むということだけでも危険なのに、これ以外にも気になることがあるからだ。


まず一つが、12階層突破後に見た夢のこと。


あの夢の通りだと、俺はフロアボスにワンパンされてしまうからだ。


俺だってまだ死にたくないから、敵の攻撃パターンや行動パターンが分かるまでは安全に戦っていこうと思う。


もう一つが、最下層のフロアボスという点だ。


ダンジョンでは、下に行けばいくほど魔物が強力になってくる。


この原理で考えると、最下層にいる魔物はダンジョン内で一番強いということになる。


それに加えてフロアボスというおまけ付だ。


強さは今までの魔物とは比べ物にならないだろう。


さすがに試験だから生徒が重症を負ったり、また死んだりしないように先生が見ているとは思うが無茶は禁物だ。


そうこうしているうちに、女性陣4人の準備が整う。


警戒するように準備前から言ってはいたがやはり心配だ。


だが、ここで止まるわけにもいかない。


俺も覚悟を決め扉の前まで行く。


みんなも俺後ろに横一列に立ち、それぞれの武器をしっかりと手で握る。


俺はそのまま扉を開けると、そこにはなぜか暗闇があった。


俺たちは暗闇対策で闇属性の上級魔法である暗視魔法を使っているのだが、なぜか無効化されていたのだ。


それでも怖がらずに前に進んでいく。


全員が部屋の中に入ると、夢で見たとおり扉が勝手に閉じた。


俺はこれを見た瞬間、次に何が起きるのか察知が付く。


「みんな!伏せろ!」


俺がすぐに大きな声を上げると、すぐに全員がその場で伏せる。


その直後、全員の頭の上を初見殺しの一撃が通っていったのだ。

どうも、Montyです!

今回もお読みいただきありがとうございます!

こちらで小説に関する報告をしているのでご確認ください(ツイッターです)@Monty20030131

それと、この名前で夜の11時からミラティブで配信しているのでよければ来てください。

最後に、よければブクマ、感想、評価等よろしくお願いします!

※明日は妹クロを投稿予定です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ