扉の雰囲気と苦戦の予感
さっきの夢はなんだったんだろう。
今までの疲労のせいでぐっすり寝てしまっていた時に俺が見た謎の夢。
いつもなら夢を見てもすぐに内容を忘れてしまうのだが、今回だけは違っていた。
夢の中で目覚めるところから、何かの手によって殺されるところまではっきり覚えている。
この夢の内容は、いつ記憶から消えてもおかしくない。
だから、今のうちにはっきりと一つ一つ夢の内容について考察しておくことにする。
今は、エイゼが寝ているリヤ、ケルフィン、リーザを起こして回っているため時間もあるし。
まずは最初だ。
たしか、気が付いたら扉の目の前に立ってたんだよな。
しかもその扉の見た目が、今目の前にあるやつと同じだし。
今、俺の目の前に映っている大きな扉。
ヴィシュヘルに入ってから何度も目にし、何度もこの手で開いてきた扉。
夢の中でも、これと全く同じ扉を目にしていた。
全く同じといっても雰囲気は全く違うもので、その雰囲気はフロアボスがいた第10階層の扉にどこか似ている気がする。
もしかすると、あの扉はもう一体のフロアボスがいる第20階層の扉なのかもしれない。
だとすると、そのフロアボスを倒すのはかなりの苦戦を強いられることになりそうだ。
夢の中では俺1人しかいなかったから対処できなかったのかもしれないが、たとえエイゼたちがいて魔法で視界を確保できていたとしても、あの高火力の一撃をどうにか受け止めるか避けるかしなければならない。
それに、フロアボスの攻撃方法はあれだけとも限らない。
かなり厄介な相手だが、幸いなことに夢で見たおかげで初見殺しのあの一撃は何とかなるかもしれない。
ここまで考え終わったタイミングで、エイゼが3人を起こし終えたらしい。
3人とも疲れが溜まっているようで少し眠そうだが、少し余裕を持って行動したいからあんまり休むわけにもいかない。
またどこかで時間ができたら休むことにしよう。
俺も体力的にかなりつらいし。
ともかく、このままここに居ても何も進まないのでそろそろ出発することにする。
効果の切れかけていたエンチャントを再度エイゼに付与しなおしてもらい。
後衛の魔法担当の二人は、連戦でかなり消耗していたマナを補給するために、持っていた上級マナポーションを口にする。
見た目では変化はないが、リーザいわく力がみなぎってくるらしい。
こんな感じでおのおの準備をし、俺たちはまた目の前にある扉の先に足を踏み入れたのであった。
どうも、Montyです!
今回もお読みいただきありがとうございました。
ここ最近、投稿して休んでを繰り返していて申し訳ありません。
言い訳という形になりますが、一応理由だけ言っておきます。
「疲れ」です。
ただのサボりのように聞こえますが、マジで疲れてます。
15日から学校が始まって、部活もあるために10時帰宅の生活に戻ったことにより疲れが溜まってました。
なので、今日一日で数本ストックを作っとこうかと思います。
まあ、とりあえず頑張ります!
また、いつものことながらブクマ、感想、評価等よろしくお願いします。
よければ別の作品もあるので見ていただけると幸いです。
※明日は妹クロを投稿予定です。




