無数の魔物と真の連携
「仲が良くなるのはすごくうれしいんだけど、先に周りのいを倒してもらっても言いかな?この量はさすがに1人じゃ厳しいし」
エイゼ、リヤ、ケルフィン、リーザの4人は、互いに絆を深め合い抱き合いながらうれし泣きをしている。
これで今まで以上にダンジョン攻略ペースが上がるのではないかと思った直後に、いきなりの試練が訪れた。
ぱっと見では30を超える魔物が俺たちの周りを囲んでいたのだ。
今の雰囲気的には戦闘はあまりしたくないのだが、魔物たちが待ってくれるわけもない。
4人はそのことをちゃんと理解し、すぐさま戦闘態勢に切り替える。
囲まれている状態で背を向けたら一瞬でやられかねない。
そのため、5人で背中を合わせいつ攻撃されても良いように全方位を警戒する。
改めて回りに居る魔物を見てみると、魔物の大半はシャドウウルムだった。
やっぱりこいつはどこの階層でも沸いてくるらしい。
しかし、シャドウウルムだけでも20匹は超えているため一度に相手にする量的にはかなり厄介だ。
それに加え、シャドウウルムの後ろには10匹ほどのトードも居るのが見える。
現状、トードを瞬殺できるほどの土属性魔法を使えるのはエイゼだけだ。
そのため、負担が大きくなってしまうがトードはエイゼに任せ、残りのシャドウウルムはすべて俺たちが引き受けるという形にするのがベストだろう。
これでうまくいくといいのだが、一応誰かある程度の威力が出る土属性魔法が使えるのが居ないかk時居てみる。
「だれか、エイゼを除いてある程度の火力のある土属性魔法が使えるのは居ないか?」
俺の問いかけには、予想通り誰も声を上げない。
こうなると、本当にエイゼへの負担が大きくなってしまう。
どうにかできないかと魔物との距離がある今のうちに深く考える。
すると、リーザが俺の肩をたたいてきた。
俺がリーザのほうを振り向くと、自分の杖を強く握りこう言ってくれた。
「え、エイゼみたいなのはできないけど、簡単な召還魔法でゴーレムぐらいなら出せるけど...」
「マジか!ゴーレムが居ればエイゼの負担も減るし、俺たちも安全に戦える...。よし、エイゼはトードの相手を。俺、リヤ、ケルフィンはシャドウウルムと。リーザは全体のバックアップを頼む!」
俺のこの言葉を聞いたみんなは、小さくうなずきそれぞれの役割を果たすために動き始めた。
どうもMontyです。
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