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鈴の音を聞きながらBサイド  作者: セオドア.有羽
9/30

6分間だけの恋人5

その日の朝を迎えるまで、倉科茉奈はそのオフ会に向かうかどうか悩んでいた。

そしてもう一度一昨日届いたメールを確認する。どうするべきか悩んでいた。自分の智樹に対する感情がどのくらいか正直わからなった。智樹の事は嫌いではない、だけど終わりの頃の態度は酷かった。彼におきた状況は理解している。だからこそ本心を自分には話して欲しかった。

茉奈は智樹には自分の総てをさらけ出しそうで怖かった。自分の容姿が悪くはないとは思っている。悪くは無いだ。智樹の言うように美人だと言う自信はない…

怖い…仮に智樹にこの身を任せまた…彼が離れて行ったら…あの時のように…私は立ち直れるのだろうか…なら触れないほうがいい…私が好きで追いかける方がいいのかも知れない。

茉奈は賭けをすることにした。

今日のオフ会で智樹に会って自分の気持ちが揺らぐ言葉を彼がくれたなら彼に心を任せよう。そうで無ければこのメールに返信しようと。



オフ会について、彼は来なかった。

オフ会の幹事の涼介から急用で来れなくなった事を聞いた。

彼は来なかった…言葉をもらう以前に彼はこの場所に来なかった…

数時間…自分が笑っているのかわからなかった。いつもの優しいエミリさんを上手く演じられたはずだ。

帰りの新幹線の中で何度も何度も涙を拭いた。

これで良かったんだと自分に言い聞かせた。茉奈は二通のメールを送った。

智樹と彼に。涙で腫れた目でSNSで楽しかったと呟いた。

フォロワーに返信した。

春が終わろうとしている。

季節は変わる…心も変わるだ…

今年の春は短く感じた。

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