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5kgの距離  作者: 新々
6/22

06

 それから、わたしたちはよく話すようになって、お互いの家に遊びに行ったりするまでには仲良くなった。

 だからお姉さんにもなんどか逢っていて、逢うたびに妹をよろしくね、なんていわれたりしている。

 そのたびに、何変なこといってんの、と恥ずかしがる瑠美も、なかなかかわいくて。

 まあ早い話が、瑠美はいつでもかわいいのだ。


「……さっきから人の顔見て何にやにやしてんの?」

「いやー、瑠美がかわいいなって」

「ハイハイ……ちょっとお手洗い行ってくるわ」


 そっと席を立って店の奥へ向かって行く。

 その後姿を見送りながら、ひょっとしたらさっきいってたのはこういうことかな、と理解する。


「うまそうなって、自分が一番うまそうな脚してるのに」


 つぶやいてから、はっとする。

 ん? 今わたし、変なこといわなかった?

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