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5kgの距離  作者: 新々
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05

 でも、たしかにクラスメイトの娘と仲良く話してる瑠美の姿を見たことがないし、わたし以外に笑顔を向けているところを見かけたこともない。

 というより、休み時間のたびにわたしのところに来てるから、他の誰かと一緒にいる瑠美なんて見かけようもないのだけど。


 それがなんだかすごく嬉しくて。

 だからわたし以外とはあんまり仲良くして欲しくないなあ、なんてそんなことをちょっぴり思ったり、思わなかったり。


 って、どっちだよ。

 瑠美を真似て、自分にそう突っ込んでみる。


 そんな瑠美とわたしがこうやって仲良くなったのは、体育の時にたまたまペアを組んだことが契機きっかけだった。

 人数が少ないため体育の授業はふたクラス合同で行っていて、その時先生のいった、


『じゃあストレッチするから適当にふたり組み作って』


 という無慈悲な言葉によって残ってしまったひとりとひとりが、わたしと瑠美だったのだ。

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