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5kgの距離  作者: 新々
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 大人しく瑠美の手が引き下がったので、わたしはいわれた通り折っていたベルト部分をもとに戻した。

 なんだかちょっと、みじめな気持ちになる。


「どうしていきなり短くしたの?」

 なんだ、気づいてたんだ。

 って、そりゃそうだよね。

「どうしてって」


 適当に誤魔化せたらよかったんだけど、悲しいかなわたしにそんな高等技術は持ち合わせてなくて、そうでなくとも、訴えるような目を向けられては正直に答えるしか選択肢はなくて。


「瑠美はわたしの脚、どう思ってるのかなー……って」


 うわっ、何これ恥ずかしい。

 いってから、顔がじわじわと熱くなる。


 対して瑠美はといえば、ぽかん、といった、それはもう憎らしいくらいにかわいい表情でわたしを見ていた。

 でも一瞬後、ぶふぁっと吹き出して笑った。


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