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5kgの距離  作者: 新々
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 でも瑠美からは特になんの反応もなく、喫茶店を出て駅をぶらぶら歩いても、わたしの太ももに視線のひとつも向けてはくれなかった。それなのに、すれ違う娘の太ももには得意顔で評論しちゃって。


 なんだかそれが、すごく気に食わなくて。

 ちょっとくらい、わたしのこと見てくれたっていいじゃん。



 って。

 何変なこと考えてんだろ、わたし。


 溜息をつきながらぼんやりそんなことを考える。

 服が見たいという瑠美につき合って、わたしは今試着室の前にいた。

 お店にいる客はわたしたちだけで、店員もさっきどこかにいってしまい、完全にひとりぼっちだった。


「…………」


 することもないので、空いている試着室の鏡に全身を映してみる。

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