表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
63/139

リンゴとSAWDO3

「毒島さんには、クリームの特定と、『覚醒』の兆候が見られる生徒を『セカイを滅ぼす者』より先に見つけ出して、保護してほしいんです。」

「えー…。でも、私。まだ編入してきたばっかりで本当に、クラスメイトの名前覚えるだけでやっとで…コミュ力もないし…。学園内もまだ全ての教室がどこにあるかも把握できてないんで…。役に立たないと思いますけど…。」

「大丈夫。私達が全力でリンゴちゃんをサポートするから!」

「で、でも…。敵が来たらまた…戦わなきゃですよね…。私、運動神経ゼロだし…。それに…。」

「どうしても、ダメですか?」

 私なんかには、とても務まりそうにないよ…。

「…上城先生。例のものを…。」

「はーい。」

 上城先生は黒いサングラスを持ってきて、剣崎先生に渡した…。なんで…?

剣崎先生がかけていた黒縁メガネをはずす。わぁ!剣崎先生ってまつ毛長いね…。目も綺麗…。

めがね外すとなんか印象変わるね…。そんな地味なメガネと格好やめれば賀東先生には及ばないけど(ももの賀東先生愛がうつってしまった…)結構、かっこいいのに…。

 剣崎先生は、上城先生から渡されたサングラスをかけると…

「ガバガバ言うんじゃねぇー!協力しないなら、科学科目の成績をオール1にしてやってもいいんだぜ?」

 へ!?先生、キャラ変わり過ぎー!!

「そ、そんなぁ…。そ、それだけは勘弁してください…。何でもしますから!」

 き、汚い!やり口が橘先生と一緒だよ!いや、もっと悪質…。

「ありがとう!リンゴちゃん、化学は、卒業までオール5にしてあげる!」

「これから毎日、セカイを守ろうぜ!!」

 剣崎先生、ずぅーーっと地味なメガネ教師でいてくださいっ!!


 こうして、私、毒島リンゴは、星屑学園のセカイを防衛するための組織『SAWDO』の一員となったのです…。私の学園生活は、いったいどうなるの!?


 寮に帰ってきた私をももが迎えてくれた。

「ただいま…。」

「おかえり!リンゴ、遅かったねどうしたの?なんかすごい疲れてる感じだけど…?剣崎先生には会えた?」

「う、うん…。まあ…。」

「あのさ、リンゴ!ついに完成したの…!」

「へ?何が…?」

「私の超大作『紫苑』が!明日の昼休みに賀東先生に見せるんだっ!もぉー楽しみ過ぎる!」

「おめでとう、もも!」

「えへへ。ありがとう!ねぇ、明日、リンゴも一緒について来てくれない?一人じゃ、なんか緊張しちゃって…。」

「うん。いいよ。明日の昼休みね!」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ