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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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リンゴの朝

どーも、苺鈴です。

ここからはリンゴちゃんが語り手でお話が進んでいきます。

今までの話は全て序章になります。

ここからが本編になります。




 洗面台の鏡に映る姿は毎朝同じだった。校則に従ったパーマも色染めもない、肩にかからないくらいの長さの髪。化粧っ気ゼロの日焼け止めとリップだけの顔。白地に赤襟のセーラー服。どこにでもいる地味な普通の女子中学生。胸元のネームプレートには「毒島リンゴ」の名前がある。


 身支度を整え終えて、仏壇に手を合わせて玄関を出る。

「いってきます。」

 返事はかえってこない。



 学校までの道のりを今日の時間割を確認しながら一人でゆっくり歩く。歩道の桜並木は散り新緑の葉が生まれ始めた頃。


 1限は国語。漢字の小テスト。先生の出題傾向は把握済み。

 2限は数学。嫌い。

 3限は理科。ビデオ鑑賞。楽。

 4限は社会。日本史好き。

 5限は体育。バスケ。…帰りたい。

 

 でも今日は月曜だから5限で終わる。早く帰れる。うれしい。よし、今日も一日頑張ろう…。


私、毒島リンゴの一日が始まろうとしていた。


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