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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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リンゴの休日2

「私がまだ1年の時、部室で、筆箱を床に落として中身ぶちまけちゃって、賀東先生が拾うの手伝ってくれてラッキー!とか思った矢先に、先生が『くまりんず』のボールペンを見つけてしまって、ほら、あの上に『くまりん』のマスコットがついたやつ。私のお気に入りなんだけど…。それで、賀東先生にこんな幼稚な文房具を使ってる生徒だって幻滅されたと思ったんだけど…。そしたら先生が『藤林さんも、くまりんず好きなんですか?僕も大ファンなんですよ!』って言ったの!」

 賀東先生も『くまりんず』のファンだなんて…。賀東先生、やっぱり素敵すぎる…!『くまりんず』好きに悪い人はいないからね!


『くまりんず』の簡単なあらすじを紹介すると、まず主人公は『ミミ』という女の子で、人見知りのせいで友達が一人もいないの。そんなある日、ミミがたまたま親切にしたおばあさんが実は魔法使いで、友達がいないミミのために7匹のクマの妖精『くまりんず』をプレゼントするの。『くまりんず』は7匹それぞれが違った魔法が使えて、その魔法でミミの友達作りを助けてくれるの!1stシーズンでは7匹だけだったけど、今じゃ何十種類もの『くまりんず』がいるんだよね。ファンとしては全部コレクションしたくなっちゃうんだよね…。


「リンゴが『くまりんず』ファンで良かった!それなら、なおさら日曜日の買い物が楽しくなるよ!実はね、今度の日曜日、公子さんの買い出しの手伝い頼まれてるの。それで、都内の某ショッピングセンターに行くんだけど、その日はそこで『くまりんず』のイベントがあるの!『くまりんず』原作絵本の作者の熊野ベア子先生のトークショーもあるの!リンゴ、これで、買い物行く気になったでしょ?」

「うん。『くまりんず』のためならどこへでも行けるよ!」

「よし!決まりだねっ。ちなみに、リンゴは『くまりんず』でどこ子が一番好き?私は、やっぱり『くまりんぴんく』が一番好き!」

「私は、『くまりんれっど』!魔法の力で、ミミをいつもいじめる男の子をこらしめてくれた時、スカッとしたもん!」 

「ああ!それ第5話でしょ?あれ神回だよね!」

 

 そして、私とももの『くまりんず』トークは夜遅くまで続いたのでした。早く日曜日がこないかな…。


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