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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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毒の拳を持つ少女

 毒島リンゴの噂は学校中に広まり、『毒の拳を持つ少女』として恐れられるようになりました。いじめはなくなりましたが、クラスメイトからは避けられ友達は一人もできませんでした。

 

 毒島リンゴは中学生になりました。地元の中学だったので、リンゴの噂は健在で中学でも浮いていました。でも、リンゴは一人でいることに慣れてしまっていたので辛くはありませんでした。

 リンゴには夢がありました。それは、結婚して自分の家族をもつこと。そして苗字を変えることでした。両親はきっと「リンゴ」という名前に何か願いをこめてつけてくれただと考えるようになりました。苗字との相性を考えずにつけてしまったんだと。記憶の中にしかいない両親は、いつも温かくて優しく、おっとりしていたところがあって、少し抜けているところがあったから。

 叔母さんに聞いても名前の由来はわかりませんでした。叔母さんは仕事が忙しすぎてリンゴの両親の結婚式以来、一度も両親に合っておらずリンゴが生まれていたことも、二人が亡くなるまで知らなかったのです。

 ちなみに、叔母さんの名前「海月」の由来は叔母さんのお母さん(リンゴの祖母)が海に映る月を眺めるのが好きだったのでつけたらしく、「海月」がクラゲとも読めることをしらなかったのです。


 リンゴは一生懸命勉強して誰も自分のことを知らない遠くの学校に進学しようと思っていました。だから学校ではあまり目立たず慎ましやかに過ごしていました。


 しかし、彼女の運命(作者?)はそれを許してくれないようで…。そして、セカイは危機にひんしていて…。

それでもリンゴはまだ気づいていないようで…。

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