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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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リンゴと女子寮5

 入浴をすませて、自室にもどりベットに沈む私。ふぅ…。疲れたぁ…。女子寮と男子寮のはそれぞれ大浴場があって、学年ごとに入浴時間が決まっている。結局、お風呂の中でも彼氏疑惑について言及されて、すっかりのぼせてしまった…。胡桃君のことは前の学校でケンカ別れ(みたいなものだよね?)した男子のことだということで納得してもらった(と思う)。

 なんだか、今日は一日でいろんなことがあったな…。朝、いつも通り学校へ行って、胡桃君に会って、胡桃君を殴って…。入学してから初めて生徒指導室に入って、叔母さんがきて、星屑学園に編入することになって、人生初めての友達ができて…それから…。なんだっけ…?

 とにかく、もう寝よう。明日から新しい学校。担任の賀東先生は超絶イケメンで。クラスのみんなは本当に良い子ばっかりで…。ももは私の友達で…。どうしよう明日学校に行くのが楽しみすぎる…!こんなに学校に行きたいと思ったのは初めてだよ…。こんなに朝が待ち遠しいなんて…。

 

 ん?誰かがドアをノックしている?

「リンゴ?もう寝ちゃった?」ももの声だ。

「ううん。まだ起きてるよ。」

 ベットから起き上がってドアをあけると、ももが抱き着いてきた!そして私をベットへ押し倒す!な!?

「もも、ど、どうしたの!?」

「えへへ。リンゴが一人でさみしがってるかと思ってきたの。だから、今日は一緒に寝てあげる!」

「ええー。いいよ、別に一人で寝られるよ…。」

「遠慮しないでよ。ほら、こちょこちょこちょこちょ…。」

 ももが私をくすぐってくる。

「ち、ちょっと、あはははっ、くすぐったいよ、やめ、あはははは。もぉーやったなあー!」

 私も、ももをくすぐりかえす。

「あひゃひゃひゃ…っ、くすぐったい、ごめん、あひゃひゃひゃっ、あはははっ。」

「あははははっ。」

「リンゴ、やっと、笑ったね…。リンゴはもっと笑ったほうがいいよ!」

「もも…。」

「私がもっとリンゴを笑わせてあげる!あのね、こないだ賀東先生がねー」

 

 そのあと、ももは面白い話をひたすら話し続け、知らない間に二人とも寝落ちしていた。

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