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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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リンゴと女子寮4

 夕食中もひたすら質問攻めがつづいた。この短時間で一生分の質問に答えてる気がする。こんなに大勢の人と話したのは何年ぶりだろう、いや、初めてだ。

「うーん。結構もう聞きたいこと聞きつくしちゃった感じだね…。私たちのこともたくさん話したし…。まだ、リンゴに質問ある人いる?」

 ふぅ。これだけ答えればもう質問はこないよね。

「よし、じゃあ。ラストは、やっぱり彼氏疑惑についてだね!さぁ、白状しなさいリンゴ!」

 えええー!みんなもう忘れたと思っていたのにぃ…。もも、その話題を掘り返さないで!

「私も知りたいわ。リンゴちゃん!」

 公子さんまで…。公子さん、なんだか私たちと年のかわらない女子生徒の一人みたいだな。

ピピピピ…。あれ?食堂の電話が鳴ってる。

「もぉ、いいところなのに!こんな時間に誰かしら?リンゴちゃんの彼氏あとで教えてね!」

 公子さんは電話に向かった。

「さぁ、言っちゃいなさい!」

 うううう。だから、本当にちがうってば…。

「リンゴちゃん、賀東先生から電話よ!」

 思わぬ助け舟が!ありがとう賀東先生!いそいで電話に向かう私。

「もしもし、お電話かわりました、こんばんは毒島です。」

『こんばんは。賀東です。こんな遅くにごめんね。明日からのことで伝え忘れたことがあったものだから。まず、制服についてなんですが、この学園の制服は生徒一人一人にオーダーメイドなので、明日の昼休みに業者の方が来るのでその時に採寸してもらいます。それで、制服が完成してから届くまでに2週間くらいかかってしまうんです。なので、新しい制服が届くまでは、前の学校の制服で登校してください。』

 うわぁ…!賀東先生、良い声だなぁ…。

「あ、はい。わかりました。」

『女子寮はどうですか?』

「はい。寮母さんは優しくて素敵な方で、クラスのみんなも歓迎してくれて…なんとかやっていけそうです。」

『それは良かった。それでは、本当に遅くにごめんね。また明日、教室で。』

「はい。わざわざお電話ありがとうございます。失礼します。」

 

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