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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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リンゴのいない教室5

苺鈴です。

今回は前の中学の話に戻ってきました。

語り手は委員長ちゃんです。

 毒島リンゴさんが転校してから3日がたちました。

 おひさしぶりです。2年1組クラス委員長の福田千恵莉です。毒島さんが転校しても私のクラスはほとんど変わらず通常営業。毒島さんがこの教室にいたこともみんなほとんど覚えていないかもしれません。

 席順は出席番号順でしたが、毒島さんが転校した次の日、席替えが行われ今はクジ引きできまった何の統一性もない席順になりました。席替えする前は私の後ろに毒島さんの席がありました。


 昼休み。校舎の中庭のベンチで昼食中。

「ちえりん(私のあだ名)最近、4組の胡桃君と仲いいの?」

 美鈴ちゃんの一言で、動揺してお弁当箱落とすところだった!

「な、なな何言ってるの!?」

 動揺しまくる私。

「昨日の放課後、廊下で話してるの見たよ。」

「何それ!?私、初耳。胡桃君ってあの、この前の朝うちのクラスに来たあのヤンキー?超真面目ちゃんの千恵莉があんな不良とつるむわけないじゃん。まさか、毒島さんのことで、変な因縁つけられてるとか?だったら先生に相談しよう!千恵莉には何の責任もないんだから。」

 麻衣ちゃんは心配そうに言った。

「べ、別に、逆恨みされてるとかそういうことじゃなくて…その。」

 うーん、二人にはなんて話したらいいんだろう。

「うふふふ。ちえりん、恥ずかしがることはない。この大親友、美鈴と麻衣に正直に話してごらん?ちえりん…胡桃君のこと好きなんでしょ?」

「な、ななななな何言ってるの、麻衣ちゃん…。」

 違う!うわぁ、完璧に勘違いされている。でも、なぜか顔が赤くなる私。

「ほほう。そういうことか…。水臭いじゃないか千恵莉~。私たち保育園からの仲じゃないかー!」

「もぅー!違うってばぁー!」

「だから、恥ずかしがることないのに。ちえりんはかわいいなぁ~。胡桃君て親のどっちかがハーフらしいよ、だから彼のあの頭、地毛なんだって。良く見ると顔立ちも整ってるしぃ、ジャ●ーズ(アイドル)の●君に似てない?実家は大病院らしいし~御曹司じゃん!最近じゃ、授業もさぼらずに出てるんだって、噂じゃ『毒リンゴに殴られて真人間になったんじゃないか』って。」


 

胡桃君が似ているという伏字アイドルは特に決めていません(笑)

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