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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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リンゴと新しい先生

 寺田先生が職員室を出ようと扉に手をかけようとした丁度その時、外側から扉が開いた。

「遅くなってすみません。編入生の毒島さんは、もういらっしゃいましたか?」

入ってきたのは…。わ、わ若いっ!そして、か、かカッコいい…!。この人が、賀東先生!?

「ははは。グットタイミングですよ賀東先生。紹介します、彼がリンゴさんのクラスの担任の賀東紫苑(がとうしおん)先生です。先生、こちらが毒島リンゴ君で保護者の海月さんですよ。」

 この人が、賀東先生…。白いワイシャツに黒のズボン。スラリとした高身長で、小顔で…流れるような長髪の黒髪を後ろで束ねて…。顔は、うわぁ…瞳の色は紫色、ハーフなのかな、高い鼻とひきしまった唇。モデルさん並みの超絶美形なんですが…。さっきまではしゃいでた叔母さんも完全に先生に心奪われちゃってるよ…。こんな、カッコいい人が、担任の先生なんて嬉しすぎる…!あれ?先生の左の頬が青い?あ、絵の具がついてる!指摘するべきか…。

「はじめまして。毒島さんが編入する2年2組の担任の賀東紫苑です。お待たせしてすみませんでした。担当科目は美術です。美術部の顧問もしています。実はさっきまで部室で部員の作品制作の指導をしていました。なにせ作品展が近いもので…その」

「それは、さっき私が説明しましたよ賀東先生。あと、左の頬に青い絵の具がついてますよ。」と先生A。

「(頬を指でこする)ああ!本当だ。部員のみんな誰も教えてくれなないんだもんな…。いやぁ、お恥ずかしい…。」

 職員室中が笑いにつつまれた。先生の恥ずかしそうに笑った顔が、また可愛い…!

「賀東先生、お若いんで驚かれたでしょ?彼はこの学園にいる先生の中で一番若いですから。昨年、美大の大学院を卒業してすぐ、この学園に赴任してきたので、彼まだ20代ですよ。」と寺田先生。

「まだまだ未熟な新米教師ですが、よろしくね。毒島リンゴさん。」

「こ、こちらこそ。よ、よろしくお願いします!」

 先生は笑顔で右手を差し出してきた。あぁ。笑顔も素敵!手も綺麗…先生、大変申し上げにくいんですが、手に絵の具が(さっき指でこすったやつ)…。

「(絵の具に気づく先生)ああ!ごめんね!とりあえず、手を洗ってきます。」

また職員室中が笑いにつつまれた。


 

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