リンゴと新しい学校2
「それでね、学園再開を聞いて急いで、編入手続きをして、リンゴちゃんには直接会って伝えたかったけど帰国することもできないし…せめて電話して伝えたかったんだけど、なにせ時差がひどくてこっちは昼でも日本は真夜中で電話するわけにもいかないから結局メールだけ送っておいたの。」
ずっと謎なんだけど、叔母さんは、いったい何の仕事をしているんだろう…。今、聞いてみようかな?
「でも、あなたはメールを見てなかったみたいだし…仕事の都合で明日はまた別の国に行かなきゃなの。今日しか空いてる時間がなかったの。てか、リンゴちゃんを学園に送り届けて、先生に挨拶したらすぐ、空港に行かなきゃいけないの!だから急いでるの!ちょっとスピードあげるわよ!大丈夫!法定速度はちゃんと守るから!」叔母さんは車のアクセルを強く踏み込んだ!
そして、学園の前で車は急ブレーキをかけて止まった。叔母さん、あのあとずっとノンブレーキでここまできたよ…。法定速度は守っていたけど…。
星屑学園は前の学校よりも何倍も大きくて、中世の古いお城みたいだった…(それしか例えようがない)。初等部から高等部まであるんだもんね…。ここが父さんと母さん(あ。あと叔母さん)の母校…。
「ぼうっとしてる時間はないわよ!ほら、行くよ!」
叔母さんは私の手を強く握りひっぱると足早に進んでいく。一番大きな建物(本校舎)に入っていく。時刻はもう放課後。運動場から運動部の掛け声とボールの音がする。校舎の中から吹奏楽部の演奏が聞こえる。
「わぁ…みんな、昔のままだぁ…。」
叔母さんは私の手を握る手を緩め、足取りもゆっくりとなっていった。叔母さんはとても懐かしそうに校舎内を見渡しながら進んでいく。
そして、職員室に入る。
「失礼します。本日からお世話になります。毒島リンゴとその叔母です。」
叔母さんと一緒に頭を下げる。わぁ、先生たちがみんなこっちを見てる。でも、部活中だからかあんまり先生がいないな…。
苺鈴です。
学校の建物の説明が雑ですみません。私の文章能力の限界です…。
少しずつ、お話が進む中で校舎を詳しく紹介していきたいと思います!




