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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
122/139

リンゴと琳吾1

「…藍色の覚醒者って何なの?」

「そうね…。あなたは、気づいてないのよね。だから、あなたを探しだすの大変だったのよ…眠り姫。」

 この子は、いったい…何を言っているの?あれ…私の意識が薄れていく…やだ…こんな時にまた、貧血なんて…どうして…私は…こんなに弱いんだろ…。私は…強くなりたいのに…!


「やっと、姿を現したわね!藍色の覚醒者…いいえ、青島琳吾!!」

 そこには、青島琳華の姿はなく、藍色の長い髪を後ろで一つに束ねていて、藍色の瞳をした少年が現れた!中等部の青みの強い紺色の学生服を着ていて、首には先の方が重力に逆らって上をむいた黒いターバンを巻いている。手には刀のような武器を持っている。

「俺は…琳華の『セカイを滅ぼす者』を滅ぼす者!」

「…あなたの名前気に入らないのよ!」



―女子寮リンゴの自室―

 今日は、土曜日。期末テストが近いため、私リンゴは、数学のワークと絶賛にらめっこ中…。その時、私の腕時計が鳴った!

『毒島さん。剣崎です、剣道場から2つの高エネルギー反応を確認しました!急いで向かってください!』

「わかりました、すぐ行きます!」

 ヴァニラが現れたのかな?でも、2つってことは…もしかして藍色の覚醒者さん!?


 

 剣道場についた私。

 そこには…賀東先生!?どうして、ここに…?しかも道着姿で…かっこいい!!じゃなくて…賀東先生は気を失って床に倒れている…。いったい、何があったの?剣道場を見回すけど、他には誰もいないみたい…。


 その時、私の背後から誰かが現れた!

「あなたは…藍色の覚醒者さん!!」

 藍色の覚醒者さんは、いきなり私に斬りかかって来た…!えええ…!?

「ちょっと!私は、あなたの敵じゃないです!!」

 藍色の覚醒者さんの振りかざしてくる刀の刃をよける私!とりあえず、変身させてください!

「…琳華の『セカイを滅ぼす者』は全て俺の敵だ!!」

「え?どうして、琳華先輩がでてくるんですか?」 

「…俺の琳華を傷つける存在は全て斬る!!」

「あなたは…いったい誰なんですか!?」

「俺の…名前は、青島琳吾。琳華の双子の兄だ!!」

 琳華先輩のお兄さん…!?私と名前が同じだ…!琳吾さんは、私に斬りかかるのを止めた。

「変身して俺と戦え、毒島リンゴ!!」

「あなたは『セカイを滅ぼす者』を滅ぼす者なんですよね?だったら、私たちが戦うなんておかしいですよ!私は、あなたとは戦えません!」

「毒島リンゴ…。お前が『セカイを滅ぼす者』だからだ!!お前の存在は危険すぎる…。だから…俺がこの手でお前を斬る!」

「何言ってんですか!?私は『セカイ防衛少女毒リンゴ』です。私は、セカイを滅ぼすんじゃなくて守るんです!」

 

 私の体が光始めた…!


 



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