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セカイ防衛少女毒リンゴ  作者: 苺鈴
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胡桃城太郎と病室1

苺鈴です。

今回は、胡桃城太郎くんが語り手になります。

関西弁は難しいです><。


 目が覚めると、そこは病院のベットの上やった。

白い天井に壁、ベット、全てが白で統一された空間。消毒液のにおい。

幼いころ親によく連れてきてもろた場所。


 胡桃城太郎14歳。実家は大阪の関西でも指折りの名門大病院。父親はドイツ人と日本人のハーフで、母親は生粋の日本人。この髪の色は地毛。兄弟は姉がひとり。

 両親は、わいに実家を継がせたかったらしいが勉強はさっぱり。小さいころからいろんな有名な学習塾やら家庭教師やらやってみたが、だめやった。勉強に興味が全くもてへんかった。

 6歳年上の姉貴の瑞城(みずき)は、わいとは真逆やった。文武両道でなんでもできて、成績はずっと一番やし、去年某有名大学の医学部に一発合格。今はアメリカに留学中。両親も、今じゃ姉貴に実家を継がせるみたいやし、わいは完全に見限られとる。でも、姉貴は優しくて、何でもできることを鼻にかけたり、わいを見下したりせえへんかった。何でもできて性格まで完璧なんて、姉貴より良い女なんてこの世に存在せえへんやろな…。断っとくがわいは、断じてシスコンではあらへんで。


 両親の金とコネでなんとか中学は私立のエリート校に入学(いわゆる裏口やけど…)したが、学校にはちぃっとも馴染めんかった。学校さぼって他校の悪い連中とばっかりつるんどった。そのうち他校の生徒と乱闘騒ぎ起こして危うく少年院いくとこやった(なんとか親の力でもみ消したらしい)。結局、2年に上がる前に退学。両親は完全にわいのことを見捨てた。そして、2年からこの東京の学校に転校してきた。


 

 そして、今にいたるわけやけど。なんで、わい病院のベットにいるんやっけ?


 

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