ミコナにとって
ミコナにとってルリアとハカセは、自分を大事にしてくれる守ってくるとっても力強い味方なんです。突然、何もできない赤ん坊としてぜんぜん知らない世界に送り出されて、自分の力じゃ生きていけなくて、それをずっと守ってくれた存在なんです。
しかも、怖いことをしてこない、痛いことをしてこない、ちゃんと大事にしてくれる強い強い味方。それだけじゃなくて上手く話せなかったミコナの言ってることにも丁寧に耳を傾けてくれる存在。
そんな存在だったら頼りにしない方がおかしいと思いませんか?
『この人達の言うことだったら聞いてもいい』
と感じられると思いませんか? ルリアやハカセを頼った方が間違いなく得だって感じませんか? だからミコナはルリアのこともハカセのことも信じられるんです。自分の味方だって実感があるから。
その実感を得られるようにルリアもハカセも努力してきたんです。
ミコナにとってルリアやハカセはすごく頼りになる味方でした。だから反抗する必要が最初からなかったんです。
いわゆるイヤイヤ期とか魔の二歳児とかも、ルリアもハカセもそういう時期があるというのを分かっていて丁寧に対処することを心掛けていました。
なぜイヤなのか? ミコナが何を伝えようとしているのか? まずそれを理解すること務めたんです。もちろん完全に理解できるわけじゃありませんけど、自分のことを理解しようと努めてくれているルリアとハカセの姿勢は赤ん坊だったミコナにも伝わりました。
何しろそれはただのポーズなんかじゃなくて本当にそう思ってやってることでしたから。本当にそう思ってやってるということは一回や二回上手くいかなくたってそれでもう諦めるなんてこともしなかったです。
ちゃんと伝わるまでする。伝わらなくっても投げ出したりしない。それが大事でした。
ミコナがルイネやエンファに対してすごく鷹揚に接することができてたのはルリアとハカセの真似だったと考えれば分かりやすいでしょうね。ルリアやハカセが自分にしてくれたのを真似してルイネやエンファと接してたということです。
むしろそれ以外の何があるんでしょう? <他の人との接し方>なんて誰から学びます? 親以外にも身近にいる人から学ぶことはあるでしょうけど、でもやっぱり普通に考えたら親との時間が一番長くありませんか? 親が自分に対してやってることを真似して他の人との関わり方を学んでいくと考えた方が自然じゃありませんか?
セイラの場合は彼女に大叔母様が憑依していたからその影響が一番大きかったみたいですけど。
他の人に対して強く当たる人とかもその人の親とか身近な人がその人に対して強く当たっていたとしたら腑に落ちませんか?




