原因があるから問題が生じる
むちゃくちゃな暴飲暴食を続けていてそれが原因で成人病になったのに、その食べたり飲んだりが楽しみだからってぜんぜん自制しないでむちゃくちゃな暴飲暴食を続けてて、それで薬だけ飲んでてちゃんと病気が治るなんてそんなムシのいい話がそうそうあると思いますか?
『問題が生じる』
というのはそこに問題が生じるだけの原因があるからそうなるんですよ。子供との関係が上手くいかなかった場合に、その原因が子供の側にだけあると考えててそれで上手くいくはずないじゃないですか。
問題が生じるということは<親の接し方>が適切じゃなかったんです。めちゃくちゃな暴飲暴食をしていたのと同じ。
原因があるから問題が生じる。そして原因とちゃんと向き合わないと問題解決だって簡単じゃありません。逆を言えば、原因にしっかりと向き合い、丁寧に対処すれば、実は呆気ないくらいに簡単に解決することもあるんですよね。
親子関係がうまくいかない主な原因が本当に子供の側にあるんだとすれば、人間という生き物がこの世界に誕生してずっと子供を産み育ててきたのに、どうして未だにその原因についてしっかりと突き止めて対処できるような方法が確立されていないんでしょう?
病気とかについては原因を突き止め対処法が確立されて、それこそかつては死の病だったものがしばらく入院するだけで完全に治るようになったりもしていますよね。怪我とかでも、昔はとても助からないような大変な怪我であっても今なら治るようになってきましたよね。
それは結局、原因をしっかりと突き止めて対処できるようになったからじゃないんですか? しかも病気や怪我については大変な勉強をして医師免許を取る必要があるけれど、親になるには免許なんか要りませんよね。勉強なんかしなくたって親にはなれます。
勉強なんかしなくても親になれるということは、本当はそんなに難しいことをしなくちゃいけないわけじゃないということじゃないですか? 医師とかはちゃんと勉強して正しい知識を身につけないとできないけれど、勉強しなくても免許を取らなくてもなれるということはつまりそういうことですよね。
ルリアとハカセも親になるための勉強なんてほとんどしてませんしもちろん免許とか取ったわけじゃありません。結婚してミコナが生まれたから親になっただけです。
大事なのはちゃんと現実と向き合うことでした。ミコナに来てもらうのに本人に対してあらかじめ相談したわけでも面談したわけでも契約を交わしたわけでも承諾をもらったわけでも許可をもらったわけでも、まったくないんです。ただただルリアとハカセが勝手にミコナに来てもらった。
その現実を基に自分達がどうするべきかを考えただけなんです。




