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自分だけの手柄にしたいと

自分の努力だけですべて決まると考えてる人は、自分の親や周りの人達の努力なんて何も関係ないと言ってるのと同じですし、逆に親や周りの人達のおかげで全部が上手くいったと考える人は子供本人はただのロボットだって言ってるのと同じじゃないでしょうか。


ルリアもハカセも、自分達がミコナの人生のすべてを決めるなんて考えてませんし、ミコナも自分の努力だけですべてが決まるとも思ってません。ルリアやハカセが自分を育ててくれたからこそ自分がいるのは分かってるんです。だから尊敬してるし感謝もしてます。


ルリアもハカセもミコナも、みんなが努力したから今があることを分かってるんですね。誰か一人の手柄じゃない。誰か一人の能力じゃない。ルリアとハカセとミコナの努力が合わさってこそ今がある。


それをどうして自分だけの手柄にしたいと考える人がいるんでしょうね。


世の中には、どんなに道理に合わない理屈であっても自分にとって都合のいいものなら信じ込んでしまう人っていますよね。


子供を迎えるときにあらかじめ本人に生んでも良いかと確認を取ってもいないし生んでほしいとお願いされたこともないのに『生んでやった』みたいなことを考える親っているじゃないですか。どんなに調べたって子供の方からお願いした何ていうのは出てこないのに、『生んでやった』なんていうのはおかしいですよね。


なのに自分を正しいと思っている親は『生んでやった』と考えることのおかしさにまったく違和感を覚えないようなんです。


ルリアもハカセもそんな考え方には違和感しか覚えないんですけど。だって『○○してやった』という考え方はあくまでの『相手の要望を聞き入れた』という前提があってこそのものですよね。その要望が存在しないんですから、おかしいですよね。


親子関係で色々起こる問題のあれこれも、実は事実を事実としてちゃんと受け止めた上で冷静に考えてみればそんなに難しい問題でもなかったりするんです。


だけど人間の親は自分が必ず正しくて間違ってない思ってるから問題の入り口の段階でボタンを掛け違ってしまってそこから先に進めなくなってしまう。


タムテルの母親も、サンギータの父親も、自分の適切じゃない部分についてきちんと踏み込む勇気があれば、そういう部分を改めていられれば、あんなに拗れることはなかったはずなんです。


だけどどちらも自分だけは正しくて間違ってないと思っているから対処がすごく難しくなってしまう。


適切じゃない部分を適切じゃないままにしてその上で対処療法だけで何とかしようとするから時間もかかるし手間もかかる。むちゃくちゃな暴飲暴食を続けながらそれが原因の成人病を治療しようとするようなものでしょう。



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