表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/114

面白い失敗とかをしてても

『誰かを嗤う』


どうしてそんなことができるんでしょう? 


『嗤われたら嫌な気分になる』


そんなの分かりきってるのに、誰かをからかったり笑い物にしたりするなんてことがどうしてできてしまうんでしょう? それはその人が、


<誰かを笑い物にする行為>


を日常的に見てたからじゃないでしょうか。誰かを嗤う、笑い物にする、というのを普段から身近で見ていたから、


『そうするのが当たり前』


って感じるようになってしまったんじゃないんでしょうか? だって、誰かを笑い物にしたり嗤ったりそういうことをしないルリアとハカセに育てられたミコナはそんなことを当たり前だなんてまったく思っていませんから。そんな感覚がそもそもないんです。


お笑い番組とかも見ますけど、番組の中でやってることはあくまで<作り物>ですから。面白い失敗とかをしてても、どこまでも作り物なんです。


オウもフカも、いろいろと斜に構えた態度を取ったりすることもありますけど、だからといってミコナやカリナのことを嗤ったりすることはありません。カリナはオウやフカのそういうところが好きでした。


元々は確かに『ルリアの魂を宿してるから』だったのもあっても、今はちゃんとオウやフカとして好きなんです。ルリアもそれを察していて微笑ましく見守っています。


カリナが自分のことを好きだと知った時にはさすがに驚きもしましたけどね。


だけど、人が人を好きになるというのは理屈じゃないというのはルリアも知っていましたし。なにしろハカセのことを愛しているんですから。


ハカセは確かに大変な才能を持っていますけど、人として大事なこともわきまえていますけど、そういうことを知らなければかなり変わった人でしたからね。


ルリアでなければ結婚はしてなかったかもしれません。


ハカセは確かに大変な才能の持ち主ですけど、人間関係という点では決して得意とは言えない人でした。見た目も実は決してそんなに悪いわけではないのにとにかく身嗜みとかに無頓着だから女性ウケもとてもいいとは言えなかったんです。


だけどその本質は、母親を亡くしたミコナが、たとえ猫が相手でも見下したりしないことでも分かるとおり誰かを見下したり傷付けたりすることを平気でできる人じゃありませんでした。ルリアが亡くなった後のミコナはもちろんハカセを見て育ってきたんですから当然です。


しかもハカセは、『口だけで立派なことを言ってても本当は』という人でもなくて、元々から人を大切にできる人だったんです。ミコナはそんなハカセの真似をしていただけ。ハカセが自分にしてくれたことを他の人にもしてただけ。


そんなハカセの本質を知って愛してたルリアの魂を宿してたオウやフカがその影響を受けないはずがありませんよね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ