表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/114

いつもピカピカ

そうして最後に自分自身の体も再度洗って、シャワーの水で自分も天井も壁も床も浴槽も綺麗にすすいで、ついで天井と壁と床の水滴はお掃除ワイパーを使って丁寧に拭きあげていきます。


これを毎日してるからミコナの家のお風呂はいつもピカピカで。とても気持ちよく入ることができていました。


「うん、いい感じだ」


体をタオルで拭きながらウル自身も満足げに声を上げます。ミコナやハカセが気持ちよくお風呂に入れることがウル自身にとっても嬉しいことでしたから。


そうしてウルがお風呂掃除を終わらせた頃、オウもリビングの掃除を終わらせようとしていました。


オウにとってはリビングがお城みたいなものなので、ちゃんとしたいという思いはあるようです。もっとも王様自らがお城をきれいにするというのはあまり聞かない話かもしれませんけど。


それでもオウが自分でやるというのですから、任せればいいんじゃないでしょうか。


オウも普段は偉そうだったりしますけどなんでも他の人に命令してやらせたりはしません。『偉そう見える』だけで本当に偉そうにしてるわけじゃないんです。


お掃除ワイパーで天井を拭き、照明を拭き、次は壁をお掃除ワイパーで拭いていきます。でもその途中、


「む……?」


オウの進路に小さな影。


ハエトリグモでした。そのハエトリグモに近付いていって、けれどその直前で止まって、


「……」


睨み合いみたいになります。それでも強引に進めたりはしません。するとハエトリグモがお掃除ワイパーの上に飛び乗って。


「ふん…!」


オウは鼻を鳴らしつつハエトリグモが乗ったお掃除ワイパーを持って窓の網戸を開けて外の壁に寄せるとハエトリグモはピョンと壁に飛び移ってスススっと去っていきました。


それを見送ったオウは網戸を閉めてまた掃除に戻ったのでした。


掃除に戻ったオウは、壁を一気に拭き上げます。それから除菌シートを手にして自分がいつも陣取ってる棚やテレビやテーブルやソファーを丁寧に拭いていきます。テレビの裏やソファーの下も欠かさずに。


そして最後にお掃除ワイパーに持ち替えて床を一気に拭き上げていきます。リビングの床はいつもオウが綺麗に拭いているので掃除機は使いません。


そして床を拭き上げるとオウは、ゴミを捨ててお掃除ワイパーや除菌シートを片付けて、いつもの自分の場所に戻りました。


「ふふん…!」


綺麗になったリビングを見て満足そうにふんぞり返りながら鼻を鳴らします。するとお風呂掃除を終えたウルが廊下の掃除をしているのを見て、


「どれ、俺が手伝ってやろう」


お掃除ワイパーを再び手にして声をかけました。


「助かる」


ウルもお掃除ワイパーで壁を拭きながら、


「じゃあ、そっちの壁を頼む」


応えたのでした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ