表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

97/201

97.責任

 唾液が糸を引き、切れる。絵里とネヒィアの頭が少しずつ離れていき……数秒、無言で見つめ合う。


 そうして、


「主様。もう、帰る?」


 先に口を開いたのは、ネヒィアだった。少し色っぽい表情を浮かべ、絵里の瞳を見る。


 絵里は一瞬、ネヒィアの唇に視線を向けるが、慌てたように、ネヒィアと目を合わせ、


「う、うん……帰ろっか」


 ネヒィアの温かい体から腕を解き、ネヒィアの太ももの上から降りようと、動く絵里。


 でも……ネヒィアの腕はそのまま絵里を抱きしめていて、


「ネヒィア?えーと……」


「主様……後、少しだけ」


 ネヒィアが甘えたような声を出して、絵里をぎゅっと抱くと、首筋に顔を擦り付ける。


「……いい匂い」


 ネヒィアはそれだけ呟くと、絵里の服を脱がそうとする。


「ちょ、ネヒィア待って、さすがにそれは……」


「お願い……はぁ、はぁ……」


 ネヒィアの手が絵里のワンピースを脱がせようと、絵里の肩に触れる。


 絵里は焦りながらも、ネヒィアの手を取って、


「ここじゃダメっ!人がいるから……ね?続きは……」


「見られた方が興奮するでしょ?主様?」


「で、でも……」


「我慢しなくてもいいよ。大丈夫だから」


 ネヒィアが優しく声をかけ、絵里をその気にさせる。


 絵里はやばいと思いながらも、流される。


 夕日がだんだんと沈んで辺りが薄暗い中で……人がちらほら歩く中で……


 絵里の顔はだんだんと赤くなる。恥ずかしい……でも、したい。


 絵里は無抵抗のまま、ネヒィアに脱がされ……


「やっぱり、ダメ!」


 恥ずかしさが勝って、絵里はネヒィアの手からするりと抜けて、立ち上がる。


 体が軽いことに驚きながらも、絵里はネヒィアを見る。


 薄暗い中、ネヒィアの青い瞳はする薄く輝き、悲しそうに絵里を見上げる。


 そ、そんな顔されても……ダメなの……


 絵里は心の中でそう呟くと、ネヒィアに手を伸ばす。


 それをネヒィアはゆっくりと握って……


「ネヒィア。ついて来て」


 ネヒィアの手を引っ張り駆け出した。オセラと一緒に走った時の事を少し思い出して……笑みを浮かべながら絵里は走る。


 道を何回か曲がっては、細い道へと入って行き……誰もいない、静かな路地で止まる。


 家の窓から明かりが漏れていない、薄暗い場所。


 そんな場所で止まり、


「はぁ、はぁ……ネヒィア」


 名前を読んで握っていた手を離す。するとネヒィアは、


「こっちじゃないよ?王城は……」


 不思議そうに口を開いた。まるで、迷子になったの?そんな目を向けながら……


 けれど、


「あってるよ」


 絵里はそれだけ言って、さっき脱がされかけたワンピースを自分から脱ぐ。


 そして……


「ネヒィア、続き……」


 再びネヒィアの手を取ると、絵里は自分のパンツにネヒィアの手を置く。


 火照った顔で、絵里はネヒィアのワンピースに手をかける。


 ネヒィアは一瞬目を見開くが、すぐに


「主様からやめたのに、我慢出来ないんだ。変態♡」


 嬉しく、そして興奮したように笑い、舌を舐める。そうして、絵里の濡れたパンツの上から、


「……んっ♡」


 指を動かし始めた。

面白い、続きが読みたい、そう思った方ぜひブックマークそれと、

☆☆☆☆☆

↓↓↓

★★★★★

広告下の星を押してポイントを!ついでに、いいね!と思ったらいいね!ボタンをポチッと!

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ