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67.子猫

 マーラが顔を真っ赤にして、少しずつ後ずさる。


 だが、絵里は楽しそうにそれについて行き……やがて湯船の端にマーラの背中が付いてしまう。


「え、絵里ちゃん……な、なんなの、ニャ?」


 マーラは逃げれなくなり、とにかく必死に今度は口を動かす。


 緊張に困惑に興奮に……口が上手く動かないそんな中でも、何とか絵里に言葉を投げ、時間を稼ぐ。


 急に絵里はコロッと、性格と機嫌が変わる。


 それはマーラとって、絵里の大好きな部分でもあり、すごく()()所でもある。


 絵里はマーラの言葉に可愛く首をかしげて、


「なんかね、今とっても気分が良いの……ああ、マーラ食べてもいい?」


 色気……いや、狂気が混じった笑みを浮かべながら、絵里は続けて


「可愛いね、マーラ。もっと……もっと見せてよ♡」


 そう言いながらマーラを湯船から抱いて出し、床に転がすと、絵里は床に手を付き


「何して欲しい?なんでもしてあげる」


 マーラの耳元でそんな事を甘く呟く。


 マーラは絵里の声に、吐息に、どうしようもないぐらいに絵里を襲いたくなって……マーラは四つん這いになっている絵里を抱きしめ、足を絡める。


 絵里の少し小さくなった体は抱き心地が、とてつもなく良くて……少し転がって横になる。


 そうして、


「絵里ちゃんと一緒に、子作りした……」


「ぎゃーー、やめるのじゃ、我が悪かったからネヒィアよ、やめっ、あぁ♡、ダメ、ダメダメダメ♡」


 マーラが言葉を最後まで言い終わる前、ハクの絶叫が隣から響いて来た。


 それにマーラは少しだけ、意識が晴れて……


「絵里ちゃん、ネヒィアに、抱きついたかニャー?」


 マーラは絵里に抱きついたまま、そんな質問をする。


 それに絵里は、


「なんで分かったの?すごいね。ネヒィアにはね、起きた時に、抱きしめられたよ?」


 少し驚いた声色で、そう返す。マーラはそれに目を見開き、


「ほ、本当かニャ?で、でもあの時、絵里ちゃんからそんな匂いは……んっ♡」


 マーラも驚いた声色で、言葉を発するが……少しそれが気に食わなかった絵里に首筋を舐められて、体を震わせ、力なく絵里に今以上に寄りかかる。


 絵里の体温が直に届いて……熱くて意識が飛びそうな中、それでも絵里ともっとくっ付きたいから、マーラも絵里の首筋を舐め、甘噛みする。


 すると絵里は体を震わせて、ギュッとマーラを抱きしめ、首筋から口を離して、


「マーラの舌ってザラザラしてて……ちょっとやばいかも。ねぇ、もっと……あっ♡……ちょっ♡」


 絵里の声がボッーとする頭のせいであまりよく分からなかったが、もっと舐めて欲しい、という事だけは伝わって、マーラは必死に絵里の首筋を舐める。


 そんなマーラの舐め方は結構上手くって……絵里は体を震わせ悶える。


 それから少しして……


「も、もうやめ……ああっ♡……あひぃ♡……マーラ、マーラ♡……もう……だめぇ――――♡♡♡」


 絵里が今までで一番大きく体を震わせ、目に涙を溜めながらパチパチと(まばた)きをして、喘いだ。


 そうしてマーラは、


「こっからが、本番ニャ」


 絵里を転がし馬乗りになると、()()()()()()()()()、いやらしい笑み浮かべながら、絵里の溶けた顔を覗き込んだ。

ネヒィア達の話もあるよ!


面白い、続きが読みたいそう思った方ぜひブックマークそれと、

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― 新着の感想 ―
[良い点] 猫の舌はザラザラしてて触り心地好き 絵里ちゃん攻守逆転しがちで好き [一言] 試験終わったんですねお疲れ様でした
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