50.嫌悪
中学生の頃、言い合いからの取っ組み合いの喧嘩をした。確か、その時の相手はとっても可愛い子で……泣かせたのだ。
暴力を振るった訳でなく、ただ私の言葉に泣いた。
運が良いのか、悪いのかその事は先生にも、親にもバレなかった。
ただ変わったのは、私がいじめられるようになった事。
たったそれだけ。
でも……私はあの時なんて言ったのか、何故喧嘩したのかを覚えていない。
覚えている事があるとすれば、相手を傷付ける言葉がスラスラと、怖いほどに出てきた事ぐらい。
それも思ってもいないことが……
けど、それは全部言い訳で……本当に最低だ。
あー、エナが泣いている。ねぇ、エナ……ごめん。ネヒィアも……ごめん。
嫌われちゃった。また。まただ。
……あー、喧嘩した時の事、少し思い出した。私、あの可愛い子と仲良くなって……それからすぐ喧嘩したんだ。
ふふ、やっぱり私は相変わらず誰とも仲良くなれないんだ。
それなら……
泣きながら蹲るエナを、絵里はただ眺める。どうしょうもなくて……そんな自分が大っ嫌いだ。
嫌いすぎて吐きそうになる。自分みたいな人間、いない方がいい。誰とも仲良く出来ない底辺は……
「絵里……ちゃん……」
エナが掠れた声で絵里の名を呼ぶ。それに絵里は反応して、エナを見る。
すると、エナは顔をゆっくりとあげて
「私の事……好き……?」
絵里に向かってそんなことを言った。
そんなエナに絵里は目を見開いて……今までにないぐらいの気持ち悪さを感じた。
エナが悪いんじゃない。私が悪いんだ。
エナが涙を流しながら作った笑顔。そんな笑顔が鏡に写った私のようで……絵里はその場で膝をつく。
全身が震えて、鳥肌が立つ。寒くないはずなのに、内側から寒い物が這ってくる。
「エナ……ごめん」
口が震えて声がまともに出ない。けれど何とか、声が裏返りながらも、それだけ言って……
絵里は床を殴った。
自分が嫌いで嫌いで仕方がない。エナを泣かせて、ネヒィアを罵って……ふざけてる。本気で……私は私が嫌いだ。
気が付けば、喧嘩を売って笑っていた絵里ではなくなっていた。
「……エナ……」
怒りが詰まった低い声でエナの名を呼んで、涙を流しながら、絵里は
「好きに……決まってるよ……そんなこと。ありがとね」
そう呟くように言って……
「魂ね……私見たことないから……見てから創るよ……」
そんなエナにとっては不穏な、絵里にとっては当たり前な言葉を発して、絵里は自分の胸に手をねじ込むと、とても柔らかな白い光を放つ、自分の魂を引っ張り出した。
最近、異様なぐらい眠いんです。どうしてなんでしょうか?コーヒーなんでも眠いんです。
それでいざ寝たらそんなに眠れないと……なんなんだ?
まあ、布団でゴロゴロするのは良いですよね。特に梅雨に入ってくる今の時期は。
あれ?なんの話がしたかったんだろ?まあ、100話までの折り返しですね。少しだけ、めでたいでしょ?
面白い、続きが読みたい、そう思った方ぜひブックマークそれと、
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