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29.エナさん?

 

「うっ、やめて、離して、ネヒィア。ダメ、あっ、よだれが……」


「えへへ、のんでも、いいよぉ?」


 ネヒィアのよだれが絵里の頬に数滴落ち、それが流れて耳の方へと伝って行く。


 今のネヒィアはまるで、本当に小さな子供……赤ちゃんみたいで……なのに色気があって、声がエロい。


 絵里は何とか抵抗しながらも、ネヒィアに向けて


「離して、ネヒィア、ネヒィア!お願い。も、もういいでしょ?ね?」


 焦った声を出すが……ネヒィアはニヤッと笑い


「ダーメ♡私はね、えりさまが、だぁいーすきなの。だからわたし、えりさまとぉ、ひとつになりたい♡」


「ネヒィアやだ、離して……擦らないで、お願い」


 ネヒィアは舌を引っ込めて、舌なめずりをすると、絵里の上でもぞもぞしだす。


 ヤバい!ネヒィアが……ていうか、力が……


「ネヒィア、離し……んっ♡」


「えへへ、私の唾液が、きいてきた、ねぇ」


 ネヒィアは楽しそうに言葉を零し、絵里を握る手に力を込める。


 先程ネヒィアは絵里に唾液を垂らしたが……その唾液が絵里を蝕み出した。


 絵里の創った白い液。それを飲み込んだネヒィアの唾液は、たったそれだけで効果があって……絵里は体を震わせて


「も、もう、いやぁ、頭がくらくらして……おかしくなるぅ」


「ねぇ、えりさま。舌、だして。べーって」


「な、なんで?舌なんか出して、どうする、あっ、ダメ♡」


「めいれい、まもれない、の?」


 絵里は霞んでいる頭で、何とかネヒィアに言葉を返すが……それが気に食わなかったのか、ネヒィアは絵里の胸を摘み引っ張った。


 それが絵里の理性を壊し、痛いはずなのに感じてしまい……絵里は甘く溶けた声で、頭の中がぐちゃぐちゃになった事を自覚しながらも、()()()言葉を発する。


「ま、まもれます。()()()()()()()、こ、こうですよね?べーって、んっ♡」


 それは、絵里が堕ちた瞬間である。


 ネヒィアに怒られるのが無性に怖く、悲しい。ネヒィアの言う事を守らなければ……怒られないように、褒められるように……


 そんな絵里にネヒィアは、今まで見た中で1番可愛くエロい笑顔を浮かべて


「よくできました。えへへ、もっと、堕としてあげるから……あっ、あぅ♡いっぱい、舐めて、ねぇ♡」


 そんな甘い声を発して、ネヒィアは舌を出す。そして、絵里が出した舌に絡めようとして……


「ネヒィア!絵里ちゃんは私の物よ。離れなさい!」


 エナの怒った声がネヒィアを止めた。それと同時、絵里とネヒィアを囲っていた空間の壁にバキッとヒビが入り……さらにエナの声が響く。


「私の絵里ちゃんを……私の好きな、可愛い絵里ちゃんを、奪わないで!」


 そして、エナが言葉を言い終わると同時、パリンと空間の壁が砕け、()()()()()()()()エナが姿を現し……


「絵里ちゃん♡子供、いっーぱい作りましょ?たくさん、たくしゃん、んんッ♡」


 絵里の創った、無地で青色の水着を着て足をガクガクと震わせているエナ。そんなエナは、唐突に体を震わす。だが……


「えーりちゃん♡」


 震える足で数歩、転びそうになりながらも歩き、白い液がかかったまま倒れ込むように、絵里とネヒィアに抱きつき、更に体を震わせる。


 そしてエナは、熱い体を絵里とネヒィアに押し付けて、ぎゅーっとし


「わたしを、おかしくしてぇ♡もう、ダメになるぐらゃいに♡あっ♡」


 そう言って水着を脱ぎ出し、微笑んだ―――

後、1話。キリがいい所で終わるのか……いや、絶対に終わらない。


面白い、続きが気になる、エロいそう思った方ぜひ、ブックマークそれと、

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― 新着の感想 ―
[良い点] 絵里ちゃんは一生ネヒィアに勝てないぐらいで丁度いい
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