27.理由を教えて?
「エナー♡どうして嫌がるの?」
「そ、それは、嫌な物は嫌……だからよ」
すぐ後ろから聞こえて来る絵里の言葉に、エナは少し頬を赤らめながらもそっぽを向いて、小声でぽしょりと言葉を零す。
それに絵里は少し悲しく、エナを抱く手を緩めて視線を下にやり……
「嫌な物は嫌なんて、エナ……私の事嫌い?ねぇ、理由を教えて。私じゃ、ダメなの?エナ」
「ち、違うわよ?私は絵里ちゃんが……好きよ。だけど、お願い。離して」
絵里の声色に、少し動揺しながらもエナは後ろ……絵里の方を向き言葉を返す。そして、
「もう、私の負けでいいわ。本当、強くなったわね絵里ちゃん。だから離してっ、ちょ」
「理由は?私の事好きなんでしょ?なら……どうして離して欲しいか、教えて?」
エナの水着の中に手を入れて、絵里は耳元で甘く囁く。エナは先程からずっと、絵里から離れようとしている。その理由を絵里は知っているが……エナが言うまでは離さない。
絵里はエナのお腹に指をスっと這わせておへその下を指で押す。それにエナは体を震わせて
「え、絵里ちゃん。やめて、お願い……あ、後、胸を揉むのもやめて……あっ、ダメ、出ちゃう♡」
エナの生おっぱいを右手で揉みながら、左手の指で思いっきりエナのお腹を押した。それにエナは涙目で体を震わせ、色っぽく声を出す。
そして今度は必死に抵抗しながら、じたばたと動き焦った声を子供が駄々をこねる様に……
「離して絵里ちゃん。もう限界なの!私もう……漏れちゃう!ほんとに……」
エナの言葉の最後はまるで力が入っておらず、エナの体からも力が少しずつ抜けていく。
そんなエナはやがて、太腿と太腿を合わせてもじもじとしだし、ぎゅと何かを堪える。そんなエナに
「ねぇ、エナー♡何が漏れちゃうの?何が限界なの?それを教えて?そしたら、離してあげる」
深夜テンションである絵里にとって、エロいエナの、それも水着姿というのは、もうヤバい。先程から抑えていた興奮がいよいよもう抑えきれなくなって……
「ここでしてみたら?漏らしてみたら?気持ちいいよ、絶対。出したいんでしょ?手伝ってあげるから、いーっぱい、出していいよ。エナ♡」
「や、やめて……そんな事言わないで……」
エナは必死に堪えて我慢するが、絵里の言葉に一瞬、別にいいのでは?そんな事を思ってしまう。確かに気持ち良さそうで……それも絵里ちゃんに見られながら……
けれど、そんな考えを僅かに残った理性が止める。ダメだ、戻れなくなるぞ?と。
だが結局、絵里ちゃんに見られながらお漏らし……やりたい、やってみたい……そう思ってしまい
「え、絵里ちゃん、見ててね。私もう全部、絵里ちゃんの物になるから……だから」
そうエナが我慢をやめようとしたその時、
「主様。虐めるのなら今度は私の番。お姉ちゃんを離して。『シャフル』」
唐突にネヒィアが現れ……魔法を使い、エナとネヒィアの位置が入れ替わる。そしてネヒィアは、
「お姉ちゃんは変態のクズだね♡」
そんな言葉を発して
「『空間異動』」
空間魔法を使ってエナをその場からふっと消し、
「主様。今度は私を虐めて」
そう言って『神獣殺し』に入っていた時に作った、絵里のブラウスの半袖版のボタンを外して、裸になった……
日曜日に3話投稿して1、2週間程休みます。理由は見返して物語を整理するためです。ご了承ください。
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