23.コスプレ
「も、もうやめて。絵里ちゃん。嫌、嫌よ」
「何でもするって、言ったのに?」
「そ、それでも、限度があるでしょ?ね?……嫌、来ないで、絵里ちゃん。さっきから持ってる、その白い液は何?何なの?やめてっ」
エナが震えながら涙声で絵里に問う。先程から手に持っているその……白い液……少しドロっとしたそれは何か、と。
それに絵里は満面の笑みを浮かべて、エナに見せつけるようにして、可愛い声を張り上げる。
「これ?これはね……カルピスだよ!」
「絶対嫌。かけないで。もう、許して」
コスプレ。漫画やアニメなんかの服を着てそのキャラクターに扮する事。
そう漫画やアニメだ。なら、そこにエロ漫画も含まれるでしょ?
「ほら早く……堕とされた後、ぼっーとする姿からまずはやろ?たっぷりかけてあげるから、ね?」
「も、もういいから、中性でもいいから。だからやめてこっちに来ないで……ひっ」
「捕まえた♡もう逃がさないから……もう離さない♡」
エナの背中に気付かれることなく一瞬で回り込み、思いっきり抱きつく絵里。
そんな絵里の感触に……珍しく背後を取られた事に……ここまで成長した絵里に……エナはここ最近で1番の恐怖を感じて、声にならない声をあげる。
だがそれでも、何とか逃げようと抵抗だけはするエナ。だが、抜けれない。離れられない。
「エナ♡もう、大丈夫」
「やめて……私……おかしく……」
抵抗を続けるエナだが、何故かだんだんと意識が遠のいてくらくらしてくる。そして、意識が完全に沈みかけたその時、ドカーンという音と白い光と共に爆発が起き、絵里の持っていた白い液体が消える。
それに絵里は目を見開き驚いていたが……ふっと笑みを浮かべると
「エナ。水着で勘弁してあげる」
そう言ってエナを女の子に戻し青色無地の、際どい水着をエナに着せた。
それに驚き半分、安心半分でエナは息を吐き、
「急にどうしたの絵里ちゃん?」
さっきまでくらくらしていたエナだが、それが嘘のように治り、しっかりと地面に立つと絵里の顔を覗き込みながら、そう問いかけた。それに絵里は
「気が変わった?まあ、そんな感じ。だからエナ、次はどうすればいい?女の子のエナ!」
絵里は最初の方こそ首をかしげていたが、次第に楽しそうに声を大きくしていき、抱きつきながらそう言った。
エナの第2の試練。それは、エナの大事な所を作る、という事。それを今、絵里は達成した。
だがエナは納得してない……いや、出来ていない。
遠くの方で何かが爆発する。白い液は運がいい事に消える。意識は遠のく。絵里の気が変わり優しくなる。それとついでに急成長。この全てにおいて、エナは何がどうなったのか分からなかった。
だからエナは少し考える。誰が干渉してきたのか……
そうしてしばし間を置き、エナは口を開く。この特訓をする最初の方から、最後はこれだと思っていた、最後の試練。けど、変えた方がいいかな?まあ、とりあえず
「さ、最後は……私と戦って勝つ事……だけど……絵里ちゃんやっぱり……ひゃぁ♡」
「焦らせ過ぎ。エナ、先に立てなくなったら負けで勝負しよう?」
「べ、別にいいわよ?けど、私は……んっ♡……絵里ちゃん?離して?勝負ってこういう事じゃ、あっ♡」
「エナ。エナが着てる水着さ、私が頑張って時間をかけて作ったの。だからね……こんな事が出来るの」
絵里が楽しそうに言葉を発して、エナの胸を揉む。だが何も感じな……
「胸を揉むのは……ん?絵里ちゃん?この水着ってどういう効果が……あ゛♡」
「この水着、快感を溜めれるの!それを一気に与える事が出来るの」
「え、絵里ちゃん。離して、離して……いや、いやよ、離し、あひゃ♡」
絵里の作った水着がエナに猛威を振るって……それを見ながら攻めながら、深夜テンションの絵里は楽しそうな笑い声を、だだっ広い芝生しかない場所でこだまさせた。
水曜日分……投稿日ぐちゃぐちゃですいません。
次、ネヒィアの小話……
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