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189.淫らな行為

 ペタペタ、ムニュムニュ、もみもみと温かい手でカイメイが慎重に私の体を触ってくる。けど、別にエッチな触り方でもないし、執拗に変な所を触ってくるわけでもないので、なんかマッサージをされている気分になる。


「あの……」


 数分で体の大体の場所を触り終えて、カイメイは恐る恐るおっぱいに手を伸ばそうとして、私を見てきたので、


「ん?あっ、いいよ」


 頷いてあげると、カイメイはゆっくりとおっぱいを揉んで、谷間に手を入れてくる。


「エッチ」


「いっ、いえ、そういうわけでは……」


「いいよ、カイメイ。ほら、好きなだけ触って」


 少しカイメイをからかってみると、顔を赤くして照れる。そんな、カイメイの半身じゃないと見れない反応に笑っていると、


「さ、最後にその……口の中を、触っても良いですか?」


 おっぱいを触り終えたカイメイが、恥ずかしそうに私の口を力なく指さしたので、


「いいよ」


 一言頷き口を開けると、カイメイはゆっくりと指を口に近づけて、


「んっ♡」


「ひゃっ!」


 入ってきた指二本を不意に咥え込むと、物凄く可愛い悲鳴をあげて、カイメイは顔を真っ赤にする。


 なので更に、指を舌でくるくると舐めてあげると、カイメイは泣きそうな顔になって、


「か、勘弁……して下さい……」


 か弱く下を向きながら、蚊の鳴くような声で言ってきて、私は口から指を離して、


「ごめんね、カイメイ」


 急いで謝ると、カイメイは首を横に振って、


「あのっ……全部終わったので、その……ありがとう、ございました。一週間に……一回ぐらいまた、してもいいですか?」


 落ち着きを取り戻しながら、私をチラチラと見て確認して来たので、


「もちろん。いいよ」


 私は頷いてカイメイに手を伸ばし、一緒に洞窟を出た。


 洞窟を出ると、ハクが一人焚き火を眺めおり、私達に気が付くとあまり時間が経ってないからか、ハクは一瞬きょとんとした後、


「何をしておったのじゃ?」


 不思議そうな顔で聞いてきたので、


「体を触られた」


 迷う事なく正直に答えると、ハクは更に不思議そうな顔をした後、何か考えるように視線を上に向けて、


「そうか」


 なんか納得し、ちょっと嬉しそうに頷いた。そんなハクに、


「寂しかった?」


 ちょっと可愛く首を傾げながらそう言ってみると、


「べ、別に寂しくなんかないぞ!」


 プンプンしながら首をプイッと横に向けたので、その隙に近寄って抱きしめ、


「シたい時は、いつでも言ってね」


 耳元で優しく囁くと、ハクは一瞬体をビクッと震わしてから、元気よく口を開く。


「離れろ!そんな時はない!ほら、ネヒィアは淫らじゃ!」


 自覚はないだろうけど、ハクが嬉しそうな笑みを浮かべてこちらを見てきたので、私も思わず少しだけ笑って、


「純粋だけど?ねぇ、カイメイ」


 カイメイに話を振る。するとカイメイは、少し顔を赤くして、首を横に振り、はっきりと言う。


「み、淫ら……ですよ」


 それを聞いて、ハクが楽しそうに笑い、


「ほらな!」


 カイメイが味方に付いたからか、強気な態度を取ってきたので、私はハクの顎を指でくいっと押し上げて、


「なら、淫らな私が好きなハクは、もっと淫らじゃない?」


 顔がくっ付くギリギリの距離でそう言うと、ハクはまるでカイメイみたいに顔を赤くして、視線を反らし、


「……それはないぞ」


 小さな声を零した。そんな反応が可愛くって、


「ハク。淫らじゃ、エッチじゃだめ?」


 私は更にハクに体を寄せて問うと、ハクは少し口をもごもごさせてから言う。


「別に、いいんじゃないか?」


「本当?ハク、好き!」


「や、やめろ!離せ!」


 ハクの答えを聞いて、また私が抱きつくとハクは少し嬉しそうに形だけ暴れて、少しの間私はハクをぎゅっと抱きしめた。

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