176.四人への贈り物
「そうなんですか……」
私の言葉にカイメイはどこか悩みながら、視線を下に向ける。
どうしたんだろう?そう思いながらカイメイを見ていると、
「何か、教えれた意味があるんじゃないかしら?」
後ろから寝起きのお姉ちゃんがそう言ってきた。
「教えられた、意味?」
私はよく分からずに首を傾げてお姉ちゃんに聞くと、
「色々と変な事を言っていたでしょ?あのノテーファって人。でも、止めようと思えば私達なんて簡単に止めれたはずよ。でも、それをせずにネヒィアに魔法を教えたのなら、この先その魔法がいるってことじゃないかしら?」
少し考えながら言葉を選び、そう言ってきた。その言葉に私は納得して、考えてみる。
『生き物を物に変える術式』これがどういう風に役立つんだろう……
「あっ!」
少し深く考えてみると、この術式をかけたらどうなるのかが頭の中で分かって、思わず声を漏らしてしまう。でも、それぐらい今の私達には必要な術式で……
「この術式をかけられた生き物は、本当に意志があるだけの物になる。だから、あっちの世界に行っても魔力の影響を受けなくなる。物は生きてないんだから死なないでしょ?」
「つまり、ずっとあっちの世界に物としていれるってことかしら?」
お姉ちゃんの言葉に私は頷いて笑う。そう、ずっといれるんだ。
「でも、物になったら動けないですよね?」
喜ぶ私とお姉ちゃんにカイメイは、何食わぬ顔でそう言ってきた。でも、それはそう。確かに物は動けない。どうすれば……
「それなら、なんとかなるんじゃないかしら?あっちの世界にいる人間と協力すればいいのよ」
私が考えていると、お姉ちゃんがびっくりする様なことを言ってきた。でも確かに無理な方法ってわけじゃない。でも……
「流石にそれは難しいじゃろ。どんな人間なのかも分からんし」
「はい。私もそう思います」
「お姉ちゃん、協力するってどうやって?」
「あっち世界にいる人間と、仲良くなりたいとは思わない?」
お姉ちゃんはどこか楽しそうに、そしてどこか違う場所を見ながらそう言ってきた。
私はそれを不思議に思いながらも、
「もし仲良くなれるなら、仲良くなりたい」
お姉ちゃんの言葉にそう返事をする。するとお姉ちゃんは笑って、
「また行ったとき、仲良くなれそうな人を見つけましょう?それまでは、のんびりしたいわ。ネヒィア、一緒にお風呂に入らない?」
「うん、一緒に入ろ」
どこかいつもとほんの少し違う雰囲気で、私にそう言い一緒にお風呂に入った。
こんにちは、こんばんは。作者です。
まず、12月この一話だけしか投稿出来なかったことごめんなさい。
でも!一月からは本当の本当にたくさん投稿します!絶対です!約束します!
それでは話を変えて、2024年新作を書きたいと思っているんです。エッチな百合小説を!
いつになるかは分かりませんが、もし新作を投稿する時はまた後書きで言いますのでお楽しみを!
それでは、最後の話題です。この作品を投稿し初めてから随分と経ちますが、こんなにも読んでいただけるなんて思ってもいませんでした。
評価をしてくれた方、感想を書いてくれた方、いいね!をしてくれる方、そして今これを読んでいる方、ありがとうございます!
もっと面白い小説に出来れば、もっとエッチな物に出来れば、そんな事をよく考えているんですが、中々に作者に力がなく難しい。
でも、それでもなんやかんやでこの作品を書いて来たわけですが、来年はもっと面白く、よりエッチで楽しい物に出来ればなと思っております。
読んでくれている方には、感謝してもし切れないぐらいありがたいとも思っています。
2024年今よりももっと面白い作品が書けるよう精進したいと思います。
皆さんの2024年がとっても素敵なものであることを祈って、2023年を終わりたいと思います。
本当にありがとうございました!来年も、よろしくお願いいたします!!
面白い、続きが読みたい、そう思った方はぜひブックマーク!それと、
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