151.月明かり
何か物音が聞こえて目を覚ます絵里。目を擦りながら体を起こして、辺りを見回すと、エナが月明かりに照らされながら、立っていた。
「エナ?」
絵里がそう声をかけると、エナは驚いたように体を振り向かせて、
「え、絵里ちゃん。おはよ……」
顔を少し赤くしながら、返事をする。こっちを見たエナに絵里は首を傾げながらエナの手元にあるパンツを指さして、
「それ……私の?」
少し戸惑いが入った声で聞くと、エナは焦ったように背中に隠す。それを見て、絵里は立ち上がってエナに近寄る。
「どうして持ってたの?というか……エナ、エッチなことしたんでしょ?」
エナばっかり見ていて気付かなかったけれど、エナの太ももと床が濡れている。それも、結構。絵里は楽しそうに笑顔で詰め寄り、
「エナ……正直に言ったら、いい事してあげるよ?」
エナに顔を近付けて、頬に手を優しく置きながら目を合わす。そんな絵里の姿に、エナは足をもぞもぞしながら、少し色気を纏った表情をする。
「本当に?」
「うん。何してたの?」
「え、絵里ちゃんのパンツで、気持ち良くなってたの……」
「そう」
想像通りの答えを聞いて、絵里はエナにキスをして舌を入れると、一瞬驚くエナだがすぐに舌を入れ返して、絵里の唾液をむさぼるように、必死に舌を動かしながら絵里を抱いて唾液を飲む。
そうしてしばらくの間、エロい音を立てながら二人はキスを続ける。
「んっ♡……はぁ♡はぁ♡……激しすぎ、エナ」
「もっとして、絵里ちゃん♡」
エナは舌をべっーと出しながら唾液を垂らすと、絵里の話なんて聞きもせずにパンツを握りしめて、エナは床をさらに濡らしながら、絵里を押してベッドへ一緒に倒れる。
「んっ♡……あんっ♡」
「絵里ちゃん♡大好き♡……やろう……いっぱい♡」
エナはパンツを離すと、絵里の両手を握ってまたキスをする。それから体を横に転がして、足を絡め合うと、
「んんっ♡♡……エナ♡……だめっ♡」
エナは絵里の口から離れて今度は乳首を吸い、指で絵里の股の中を弄りだす。
「あっ♡……おっ♡♡……やばいっ♡」
絵里は体を震わせながら必死になって、エナにしがみつく。
今日はなんか……いつもより気持ちいい……
エナは指をぐりっと動かしては、乳首を甘噛して絵里を攻め続ける。絵里はそんな攻めにやがて……
「ああっ♡……エナっ♡……イグッ―――――♡♡♡」
体をビクビクさせながら軽くイッた。けれど、エナはやめることなく、絵里を攻め続ける。
「まって……嘘……さっきイッたから、んっ♡……また……おっ♡おっ♡」
それからずっと絵里のことなんて気にもせず、エナはただひたすらに、絵里を力が入らなくなるまで攻め続けるのだった。
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