147.ハク先輩
絵里はエナから離れようと結構な力で動くが、エナも同じぐらいの力で絵里を引っ張る。
や、やばい……ちょっとボッーとしてきた。エナのキス、なんか頭がクラクラする。
カイメイとネヒィア、二人の話が所々聞こえるけれど、ハクがなんたらと話しているのが分かる。ハクに会いたいと思ってるけど、会えるのかな?顔見たいんだけど。
「絵里ちゃん♡」
絵里がボッーとする意識の中で、違う事を考えていると、それを知ってか知らずか、エナがエロい顔で絵里の名前を呼ぶ。
そのエナの顔が離れた一瞬で絵里は、すかさずくるっと半回転する。
そして、エナの耳元で優しく囁く。
「また後でね。いい?」
するとエナは絵里の肩を掴んで、一言。
「いや……」
「エナ、後でいっぱい抱いてあげるから、ね?」
「……で、でも」
「それなら今日は一緒に寝よう。ずっと傍にいてあげるから、どう?」
「うん……分かった」
絵里の優しい言葉に、エナは渋々折れて絵里から手を離す。
そうして、やっと絵里とエナは布団から出て、ネヒィアの方を向く。でも、その時にはすでに、
「それじゃね。また会おう、カイメイ」
「は、はい。ぜひ。それでは失礼します」
ネヒィアとカイメイの会話は最後の最後だった。
扉から出て帰っていくカイメイ。話したかったな……と絵里は少し残念な顔する。
可愛い子だったし、面白い反応してたし。次は絶対お話して仲良くなろう。
絵里が一人心の中でそう決めていると、ネヒィアが窓を開けて、服を脱ぎ始める。
「主様、お姉ちゃん。体、綺麗にするよ。エロい匂いがするから。服、脱いで」
ネヒィアの言葉に絵里は服をささっと脱ぎ、次いでエナの服を脱がしてあげる。
脱がすのはすんなりなエナ。でも、エナは目をハートにしながら、絵里にさらに発情する。
そんな様子を見て、ネヒィアはエナの頭を撫でながら言う。
「ちょっとの間我慢できるよね、お姉ちゃん」
それに頷いて、エナは静かになる。でも絵里を見ながら愛液を垂らしているエナに、今度は絵里が発情しそうになるが、急にお湯で体全体を包み込まれたおかげで、何とか収まる。
それから少しの間、体をネヒィアに綺麗にしてもらい、ついでにベッドやらなんやらも、綺麗になる。
空気も入れ替えられて、濡れていた床や物も綺麗にされていく。
綺麗になった絵里達三人は、今度はちゃんとした服を着る。エナにはネヒィアが服を着せてあげ、あまり時間を使わずに、着終えると、
「それじゃ、ハクに会いに行こっか」
ネヒィアが楽しそうにそう言って、扉を開けた。
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