表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

104/201

104.次へ

 

「ちょっ……ハ、ハク、まって」


 ネヒィアがこっちをめっちゃ睨んでるよ。怖い……それに下着着てないから、色々と当たる。


「ハク、やめてって!いい加減にしないと……」


「ま、待ってくれ!後少しだけじゃ。もう少し……」


 ハクが絵里のお腹に頭を当てて、背中に手を回しながら、


「心地よい……最高じゃ」


 頬っぺを押し付けながら抱きついて、気持ち良さそうにそんな事を言う。


 ……何言ってるの?も、もうやばい。流石にこれは、ネヒィアが怒る。は、早く……


「ハク、離れて。もう、おしまい。早くっ!」


 絵里は少し焦りながらハクを引き離そうとする。けれど、中々離れてくれない。


 ベッドの上で、ギシギシと音を鳴らしながら、絵里とハクが磁石のように引っ付き、離そうとしてもくっ付く。


 絵里は助けを求めるようにエナを見るが、何も言わず表情も変えず、ただ絵里とハクを眺めているだけで……


 絵里は一か八か、隣でベッドの上に座り、こちらを睨んでいるネヒィアの太ももに、頭を乗せて、


「ネヒィア……ハクと同じ事してもいい?」


 首を傾げながら問う。


 服一枚のネヒィアの太ももは、後少しで大事な部分が見えそうで……服をめくって、ネヒィアを気持ち良くさせて……


「主様のド変態。ハク、離れて」


 変な思考に入っていた絵里と、絵里の服の中に入っていたハクは、一回動きを止め……焦ったようにハクははい出て来て、絵里はド変態が嬉しくて少し笑みを浮かべる。


「す、すまなかったな。ネヒィア。少し気になってな、誤解じゃぞ?何も舐めたりはしておらぬ」


「そういうのはいい。それで、何してたの?」


「えーと、絵里に術式が埋め込まれておってな……少し心配しておったんじゃが……」


 ハクは視線を逸らしながら、いつもより覇気がない声で、


「心配する程のことでもなかった。綺麗な術式が埋め込まれておったから……」


「ふーん、そう。それで、どうして主様は逃げなかったの?」


「えっ?」


 急に振られて驚く絵里。逃げなかったって……そりは……


「嫌じゃ、なかったから……かな」


 ハクは頬赤らめて、ネヒィアはさらに不機嫌になる。


 ネ、ネヒィアってそこそこメンヘラ……いや、そうだよね。好きな人が他のの人とイチャイチャしてるのは嫌だよね。


「ネヒィア、ごめんね」


「……ばか」


 ……えっ……可愛い……ネヒィアもう一回……


「話は終わったかにゃ?」


 ノックもせずに扉を開けて、ニヤニヤしながら、


「それじゃ、次は私からにゃ。次はどこの王国に行きたいかにゃ?」


 そう言いながら、魔法で目の前に地図を出し、皆に見えるよう広げた。

面白い、続きが読みたい、そう思った方ぜひブックマークそれと、

☆☆☆☆☆

↓↓↓

★★★★★

広告下の星を押してポイントを!ついでに、いいね!と思ったらいいね!ボタンをポチッと!

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ