104.次へ
「ちょっ……ハ、ハク、まって」
ネヒィアがこっちをめっちゃ睨んでるよ。怖い……それに下着着てないから、色々と当たる。
「ハク、やめてって!いい加減にしないと……」
「ま、待ってくれ!後少しだけじゃ。もう少し……」
ハクが絵里のお腹に頭を当てて、背中に手を回しながら、
「心地よい……最高じゃ」
頬っぺを押し付けながら抱きついて、気持ち良さそうにそんな事を言う。
……何言ってるの?も、もうやばい。流石にこれは、ネヒィアが怒る。は、早く……
「ハク、離れて。もう、おしまい。早くっ!」
絵里は少し焦りながらハクを引き離そうとする。けれど、中々離れてくれない。
ベッドの上で、ギシギシと音を鳴らしながら、絵里とハクが磁石のように引っ付き、離そうとしてもくっ付く。
絵里は助けを求めるようにエナを見るが、何も言わず表情も変えず、ただ絵里とハクを眺めているだけで……
絵里は一か八か、隣でベッドの上に座り、こちらを睨んでいるネヒィアの太ももに、頭を乗せて、
「ネヒィア……ハクと同じ事してもいい?」
首を傾げながら問う。
服一枚のネヒィアの太ももは、後少しで大事な部分が見えそうで……服をめくって、ネヒィアを気持ち良くさせて……
「主様のド変態。ハク、離れて」
変な思考に入っていた絵里と、絵里の服の中に入っていたハクは、一回動きを止め……焦ったようにハクははい出て来て、絵里はド変態が嬉しくて少し笑みを浮かべる。
「す、すまなかったな。ネヒィア。少し気になってな、誤解じゃぞ?何も舐めたりはしておらぬ」
「そういうのはいい。それで、何してたの?」
「えーと、絵里に術式が埋め込まれておってな……少し心配しておったんじゃが……」
ハクは視線を逸らしながら、いつもより覇気がない声で、
「心配する程のことでもなかった。綺麗な術式が埋め込まれておったから……」
「ふーん、そう。それで、どうして主様は逃げなかったの?」
「えっ?」
急に振られて驚く絵里。逃げなかったって……そりは……
「嫌じゃ、なかったから……かな」
ハクは頬赤らめて、ネヒィアはさらに不機嫌になる。
ネ、ネヒィアってそこそこメンヘラ……いや、そうだよね。好きな人が他のの人とイチャイチャしてるのは嫌だよね。
「ネヒィア、ごめんね」
「……ばか」
……えっ……可愛い……ネヒィアもう一回……
「話は終わったかにゃ?」
ノックもせずに扉を開けて、ニヤニヤしながら、
「それじゃ、次は私からにゃ。次はどこの王国に行きたいかにゃ?」
そう言いながら、魔法で目の前に地図を出し、皆に見えるよう広げた。
面白い、続きが読みたい、そう思った方ぜひブックマークそれと、
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