103.お目覚め
「うぅ……はぁ〜……眩しい」
朝、絵里は目を覚まして、どこかも分からない部屋のベッドから起き上がる。
太陽が窓から差し込み、暖かく照らされて気持ちいい。
横にはネヒィアがいて……
あれ?ネヒィア、こんな服着てた?……それに私も……
昨日散々やって……それから……
「路地裏で、ネヒィアと一緒に……気を失った?でも、それならなんでここに……」
絵里は少しの間ら思い出そうと頑張るが、全くネヒィアとやった後の事が思い出せない。
ネヒィアがここまで、運んでくれたのだろうか?
「んー、まあネヒィアが起きてから、かな?二度寝しよ」
結局、考えても分からないので布団にもぞもぞと入り、ネヒィアにくっ付いて目を閉じる。
温かくて、柔らかいそんな……そん……な……
絵里が眠りについて、しばらくした後、
「んっ……主様?」
ネヒィアが目を覚ました。
起きたら絵里に抱きつかれている。そんな状況に、少し興奮するネヒィア。
「主様……もう一回……」
自分と同じ一枚しか着ていない服をめくって、ネヒィアは舌を出し、絵里に近づ……
コンコン
「失礼するにゃー」
マーラが一言そう言って、扉を開けて中に入る。ネヒィアは少し睨みながらも、ちょこんと座り絵里から離れる。
「よく、眠れたかにゃ?」
「まあ、そこそこ」
「そうかにゃー、それなら良かったにゃー」
マーラは一瞬視線を絵里とネヒィアにやって、
「まだ、寝てるのかにゃ?」
「うん。まだ、寝てる。私も、まだ少し寝るから、出て行って貰えると助かる」
「そうか、分かったにゃー」
マーラはすんなりと言葉を返して、
「また、お昼ぐらいに来るにゃー」
そう言い残して部屋を出る。不思議に思いながらも、ネヒィアは絵里に抱きつき、服を……
「ネヒィア。起きているかしら?」
マーラと少し間を開けて入れ違いに、エナが入って来た。
「昨日は、どこにいたの?」
「……主様と色々な所に行ってたから……」
「ふーん」
エナが少し悲しそうな表情を浮かべて、ネヒィアを見る。
と、白い魔法陣が空中に現れて……
「ネヒィア。隣に絵里はおるか?」
「うん」
ハクが顔を出し、ネヒィアに問う。そして、ネヒィアの答えを聞くと、魔法陣から出て来て、
「ここじゃな」
布団の中にいる絵里を見つけて服をめくると、そのままお腹に顔を当てて、埋める。
それを見てネヒィアは、本気でハクを睨むが、ハクはそんな事お構い無しに、
「綺麗じゃのう。もっと……」
ハクはさらに、絵里のお腹を頭でぐりぐりしだし、手を繋いだかと思うと、顔を火照らせて、
「もっと、見せてくれ」
そう言いながら、上へ上へとハクは登って行った。
面白い、続きが読みたい、そう思った方ぜひブックマークそれと、
☆☆☆☆☆
↓↓↓
★★★★★
広告下の星を押してポイントを!ついでに、いいね!と思ったらいいね!ボタンをポチッと!
よろしくお願いします。