100.かけてはかけられ
「んっ……んっ……主様♡」
……ネヒィアの声が……
「もっと……もうちょっと……」
聞いたことないぐらいに、甘くて可愛い声がする。
触られているのか、舐められているのか……温かいものが、体の色々な所を行ったり来たり。
声が聞こえて感覚もあるのに、体は動かないし、目が開かない。
「あっ♡……あっ♡……きちゃう、主様っ!んっ―――♡♡」
ポンと谷間に温かくて大きなものが触れる。それから左右に動いて、
「主様っ♡」
そんな声と同時、体を抱きしめられる。ネヒィアは今、自分の胸に顔を埋めてすりすりしているらしい。
そして自分は、軽い金縛りにあってるんだなー、と理解する。
地面が少し冷たく、濡れている。だから、気を失ってからはあまり時間が経っていないはず……
てことは、ネヒィアって私としたした後、いつもこんな事してたの?まあ、分からなくはないけど………
「主様、好き。大好き。愛してるよ」
口の中で温かいものが……きっとネヒィアがキスをして、舌を入れているのだろう。
奥に奥に舌が入っていく。口の中をこれでもかと舐められて、口から唾液が漏れ出る。
けれど、そんな事お構い無しで、ネヒィアはずっと絵里に抱きつき、舌を動かし続ける。
ネヒィアはたぶんいつもやった後、こんな感じで一人、キスしながら弄ってるんだ……私、何回ネヒィアとキスしてるんだろう……
絵里はそんな思考と共に、自分の体が少しずつ動かせるようになっていく。
指先、腕、足の指、足首……少しずつ思い通りに動く。
ネヒィアはずっとキスをしているから、ちょっと動いた位では気付かれない。
やがて、体がほぼほぼ動かせるようになって……
「んんっ♡♡んっ♡んぐっ!―――♡♡」
ネヒィアに思いっきり抱きしめられ、ぽたぽた唾液を零しながら、ネヒィアは体をガクガクと震わす。
ネヒィアも絵里もびしょびしょになり……ネヒィアはまだやる気のようで……キスを続ける。
ネヒィア……イって私に潮かけてきたのに……まだやるの?流石にそれは……
絵里は目を開き、ネヒィアと目を合わす。すると一瞬、ネヒィアは体を震わして、動きを止めたので、その隙に絵里はネヒィアとのキスを一旦やめる。
ネヒィアの舌が自分の口から、糸を引きながら出てくる。小さくて可愛い舌。糸が途切れて唾液が落ちる。
それと同時、
「おはよう、ネヒィア」
絵里の声にネヒィアは顔を少し赤くして、目を逸らす。
それを見て、絵里はニヤニヤしながら、
「続きしたいんでしょ?」
首を傾げてそう問いかける。
するとネヒィアは意外にも小さく頷いて……
「主様がいいなら……ダメ?」
はだけた、びしょ濡れのワイシャツとロングスカートを脱いで、舌を出しながらエロい顔をして絵里の目を覗き込む。
ネヒィアの顔が火照っているから、余計にエロく感じて……絵里の中の糸が切れる。
絵里は無言でネヒィアとキスをしながら、押し倒し思いっ切り……ネヒィアがさっきやってきたように、舌をねじ込む。
何回も何回もネヒィアと絵里の唾液が混じり、小さな喘ぎ声が零れる。
そうして、絵里は自分の体をネヒィアに押し付けながら、足を絡めて……ネヒィアと抱き合い横になると、空いた手で乳首をつねり、引っ張った。
第二ランド開始?
まあ、それは置いといて、100話です!我ながらすごいと思います。そして、皆さんありがとうございます!!
いやー、全然終わる気配がない。一体何話で終わるのか……まあ、それはいいでしょう。
とにかく、本当にありがとうございます!!
面白い、続きが読みたい、そう思った方ぜひブックマークそれと、
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