表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄砲玉ぴちゅん  作者: 鴨川京介
1/43

01.変な夢

 バシュッ




 ボンッ




 え?


 何が?


 何が起こってる?


 気づいた時には高空から地上に向けてスカイダイビングの真最中。


 このままだと死ぬ。確実に死ぬ。


 俺はスーツを着てビジネスバッグを持ったまま落下していた。


 周りを見ると光の輪のようなものが色を変えながら俺の周りをくるくる回っている。


 下を覗くと、何やら戦争してるような煙や人の横たわった…

 え?あれ、人が死んでるの?え?


 そうこうしてる間にもうすぐ地面だ。

 ああ、俺の一生ってこれで終わるのか…


 みるみる地面が近づき、地面に立っている人に、このままではぶつかってしまう。

 ひと?角が生えてるけど。


 あっという間に激突。


 体重90㎏の俺の身体は高高度からの落下で加速度を増し、地上にぶつかる寸前にいた角の生えた巨人を貫いて、大爆発を起こした。


 たくさんの疑問が浮かんだが、走馬灯も見ずに一瞬で意識が奪われた。















 次に気づいたのは自宅でベッドに寝転んだ状態だった。


「うわっ」


 俺は跳ね起きた。

 えらく寝汗をかいている。

 え?今の夢だったのか?


 俺はいつもと変わらない2LDKのマンションのベッドの上で一人つぶやいた。


 え?俺、スーツ着たまま眠ったのか…うぉい、靴まで履いたままじゃねーか。

 そんなに酔ってたか?

 俺は起き上がって全身を確かめた。


「まったく、スーツがしわしわじゃねぇか…って、なんでだ?新品みたいに皺もねぇ。」


 不思議に思いながらも、全身を見直したとき、左腕に目が行った。


「やばい。もう出勤時間だ。」


 俺は慌てて、机の上にあったビジネスバックをひっつかんで、革靴を履き表に飛び出した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ