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にゃあものにゃあ  作者: ぱんだん
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まりーにゃん

白い毛並みがとっても綺麗なマリーにゃん。

にゃあもより少し年上だけど、にゃあもはいつだって守ってあげたいと思うのだ。


「みゃおぅー(にゃあもったらそれで落ち込んでるのね)」


「にゃおうーにゃにゃ(だってだってだって、ご主人が)」


「みゃうん!(あなたのご主人、相変わらずバ・・真っ直ぐね)」


「にゃうーにゃあ(ば?人間はよく分からない)」


「みゃうみゃみゃーん(人間と言うかあなたの御主人が変わってるのよ)」


あれからご主人は旅支度をさっさと整えて、ぎるど?にちょっと調べ物をしてからさっさとメルシアに少し遠出をするって知らせに来たのだけれど

マリーにゃんは少し呆れて色っぽく寝そべりながら、ご主人とメルシアを眺めている。


「にゃうーん(でもなんで赤龍なのかなぁ)」


「なんで、にゃあもの首輪のために赤龍なんて・・」


「みゃっみゃうーん(あなたの素敵な首輪にしてあげたいのよ)」


「赤龍の鱗はとても頑丈で、綺麗だと聞いたことがある」


「にゃにゃーん(さすがご主人・・・)」


「だからってなんであなたが!!」


「みゃみゃうん、みゃー(まぁあなたのご主人くらいよ、貢がれがいがあるわね)」


「それに赤龍を見かける、という情報の場所には白月華が咲いていたらしい」


「にゃーご(ご主人強いもの)」


「あなたに何かあるより白月華なんて…欲しいと思わないわ」


「みゃあーん(強いというか、あなたの御主人本当に人間?)」


「白月華の花を君にささげたい…花言葉を知っているだろう」


あれなんだか体がむず痒い。


あまーい蜜飴が体にまとわりついてる気がする。

メルシアとご主人が一緒にいるとたまにこんな気持ちになるのはなんでだろう。

マリーにゃんはならないみたいだけど。


「みゃーんみゃう(にゃあも、あなたも気をつけるのよ)」


「にゃ!」


マリーにゃんは滅多にしてくれないけど

たまに遠出する時はこうやって顔をぺろっと舐めてくれる。

マリーにゃんが昔メルシアに読んでもらった絵本の中であったおまじないみたいなものらしい。

にゃあもはとっても嬉しくてホワホワした気持ちになってとっても強くなった気持ちになるんだ。


「仕方ない人…気をつけてね」


メルシアとご主人も顔を寄せあっておまじないしているみたいだけど

ご主人もこんな気持ちなんだろうか。


にゃあもはただの猫だけど、ご主人の横にいるくらいはできるから

とっても強いご主人と共にたまには冒険にだっていけるのだ。

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