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83、久々のダンジョン街

ゴーレムの実験の合間に久しぶりにダンジョン街にいくとするか。

後、半年したら転生者が生まれて来るな。

あ、そう言えば半年前に生まれたダンジョンマスターはどうなったけ?

前の時のようにメールが来なかったが?

その辺は、巌鉄やワスーレ達に聞けばよいか。


行く前に商品の売れ行きを確認しておこうか。

米、醤油、味噌等和食食材、胡椒や唐辛子なの香辛料は品薄状態であるようだな。

野菜や海鮮食品等はやや減、肉類はかなり減っている。

ポーションや道具類も売れ行きが悪くなっている。


肉類はリュークを支援して数を絞ってはいたが干し肉等の加工食品は販売していた。

それがかなり減っているということは、リュークが頑張っているか、他のダンジョンマスターが売り始めたかのどちらかだろうな。


モンスターのガチャはランダムだが、引き続ければ食用に向くモンスターを引くものは出てくるだろう。

俺やリュークが売っているものより旨ければそちらを買うだろうし、多少劣っていても自分のモンスターたちに食わす分には問題ないからな。


ダンジョンマスターが激減しているということはないだろう。

激減しているのならば和食食材や香辛料も売れ行きが減るはずだ。

新しいダンジョンマスターが俺と同じように商売を考えたのだろうか?




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




久しぶりにきたダンジョン街は、前よりも賑わっているようだな。

上位個体のモンスターが増えている。

幹部クラスだろうか?

配下モンスターの保養地として使っているものも多いのだろう。


街を歩いているものを観察しているとヒューマンタイプが多い事に気がついた。

そうか、うちのコボルドのように生産系に進化したのだろうか?

人属や亜人を連れているものもいる、ダンジョンで捕まえた冒険者だろうか?


どちらにせよ、ある程度自前で食糧や武器等を生産できるようになったのだろう。

ポーション類の売れ行きが悪くなったのも頷ける。


まあ、売れなくなってもさほど影響はないか、元々スタート時点で収入があまりに少なかったから始めたものであるし、逆に今ではダンジョン街での売り上げは収入の内1割程度になっている。


十分稼げた方だろう。

こうなることも予測の範囲だ、後は、得意先の分を生産しておけばよいだろう。

アーサガの村等に支援する分も必要だしな、逆に販売を絞ってもいいかも知れない。



「おい、お前この店から出てきたな!」


?なんだ?いきなり上からだな?エルフ?いや、やや耳が短いからハーフか?どちらでもよいがかかわりにならない方がよいな。


「すまない、急いでいるんだ。」


そう言って離れよう後ろを向いたら肩を………。


バシッ


掴もうとした手が弾かれたな、ダンジョンマスターに敵対行動をすると結界が発生することを知らんのか?


「うお、何しやがった!!」


「いや、なのもしていないぞ、この街のルールも知らんのか?」


「あんだと!どういう意味だ!」


「この街では戦闘行動が禁止されている、ダメージ等を与えようと考えた時点で接触事態ができなくなるんだよ。」


「…………。知っているは!そんなこたぁーどうでもいい、テメーに用があるんだ、面貸しな!」


「断る!!」


「あんだと!テメーの店ぐらい潰してやんぞ!!」


話にならんな、どうするかな?相手するのも面倒だしな、もう会う必要もないだろう、え~と、確か石板の機能にちょうどいいものがあったはずだ。


アー、これだ、また、結界が出てやがる。

認識削除だ。

ダンジョンマスターに標準使用の能力だ、互いを認識できなくなるようになっている、もちろん、互いの配下モンスターもだな。


では、さようなら、もう会うことはないだろう!




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