59、ギルドにてⅡ
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(-人-;)
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「そうだ、魔石や素材の買い取りは今でもできるのか?」
「それはできるが、Cランクの買い取りになるが構わんか?」
「ああ、構わないぞ。」
「じゃあ、買い取りはあっちのカウンターだ、これを持って行けば買い取り手続きをしてくれる。」
と、いって一枚のカードを渡してくれた。
さて、どの辺りまで売ることにするかな?
あまり相場を崩したくはないからな。
よくある転生者がやるような大量売りは避けたいものだが。
例えば、薬草を根こそぎとって来るなんて何を考えてやってるんだか、後の事を全く考えていないだろうに。
そんな事をするとギルドは当座資金の枯渇するだろうし、薬師は生産が追い付かず薬草を無駄にするし、下級冒険者の仕事を奪うことになるだろうし、薬草の再生が追い付かなくなる。
そこら辺もその内介入したいものだ。
「すまない、買い取りを頼みたいのだが?」
「ん?新人だな、どこの出身だ?」
ムキムキのおっさんが凄みを効かせて聞いてきた。
このおっさん結構できるぞ。
ダンジョンブーストがあっても1対1ならば負けそうだな。
引退した元冒険者だろうが、このおっさんクラスのパーティーならアサーガの村の側のダンジョンだったらすぐにでも攻略されそうだな。
強化を急がないとな。
「ブラウン大陸だ、今は、アサーガ様の村で厄介になっている。」
「どうやって海をわたったんだ?」
「ダンジョンの転移の罠にかかってこっちに飛ばされた。」
「そうか、大変だったな、所でアサーガ様の領地で活動するのか?」
「ああ、色々世話になったからな、ある程度恩返しするまではいるつもりだが?」
「そうか、それは助かるな。」
「どう言うことだ?」
「あの森を20年間で開拓できた分だけアサーガ様の領地になるようになっているんだが、その間は許可がないと森の奥にはに入れんのだよ、森は領主の資産だから勝手はできん、しかも領地が安定していないので基本的に許可がおりん、彼処で活動できる冒険者は今のところお前さんだけと言うわけだ。」
「なるほどな、所で世間話はもういいか?買い取りを頼みたいのだが?」
「おお、すまん、すまん、それなりにできそうな新人なんでな、色々と聞いてすまんかったな、で何を持って来たんだ?荷物がその袋位しか無いようだが?」
「魔石と採取した物と後は向こうで手に入れたマジックアイテムだ。」
魔石はG~Eの物を合わせて50個ほどと薬草や珍しい茸、スライムの体液に村の周辺で取れたモンスターの各部、作ったポーション。
ちょっと切れ味が増す魔法が付与された短剣に蓄光型マジックランプ、10キロの物が入るマジックポーチを売ることにした。
ダンジョンのレベルが上がった為、購入できる品が大分増えた。
ドロップアイテムや宝箱用のアイテムだろう。
ダンジョンマネーで買えるから放出しても損はない。
「魔石と採取物は買い取りに問題ないのだがな………。」
買い取り受付のおっさんがそう言って思案顔になった。
「どうゆう事だ?」
「マジックアイテムの買い取りをするとこんな地方の弱小ギルドは破産する。そうだ、オークションに出さないか?時間はかかるが高値で売れるぞ。」
「どのくらいかかる?」
「まあ、一月位かかるな。」
さてどうするか?
思いの外ここのギルドの財政状態は悪いようだ。
時間がかかるのは困るな。
まあいい、クラップに頼んでおけば問題ないか?
今回の分くらいは資金は足りるだろうからそれで行こう。
「わかった、オークションにかけてくれ。」
「わかった、マジックアイテムはそれで良いな、それとこのポーションだが誰が作った物なんだ?」
「?俺だが?」
「出来ればギルドに卸して欲しい、この町にポーションが作れるものが少ないのだよ。」
「それぐらいは良いが?」
「そうか、助かる、量が多いから査定に時間がかかる、明日来てくれるか?」
「ああ、構わないどのみちギルドカードを貰いに来ないといけないからな。」
「では、明日昼以降に来てくれ。」
「では、頼んだ。」




