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54、商人Ⅱ

あれから10日、下位ダンジョンの設置場所も決まり、今魔煉瓦で道をを補強している。

今は、魔縄で繋いでいるだけだからな。

取り敢えず正、副、予備の三系統で繋いでいるから問題ないだろうが………。

なぜか正、副、予備の三系統では切れる気がして心配なのはなぜだろう?

それになぜか昇降機の中でトイレにいきたいような気がする?



それは置いて置くとしてダンジョンの2層と3層に新たに転移陣をセットしておくとしよう。

身内用の裏口だな。

1層のモンスターは後回しにして2,3層のモンスターから配置を決めようか。

ポイントが足らないからな。

2~3層のモンスターの配備が終わってからでよいだろう。

いや、多少エサを置いておけばあいつらなら、勝手に増えるか。

え~と、よし、これを使おうか。


《無限エサ箱》

無限にモンスターフードを出てくる。

栄養は豊富だがすごくまずい。

一度設置すると動かすことができない。

必要ポイント 1,000ポイント


これをいくつか置いておけばよいだろう。

一度試したらがコボルドやミニカウ等のモンスターは食わなかった。

虫系スライム系等は食べたので使えるだろう。


スライムのSタイプ召喚は2,000だったな?

1/4で500だからだ?

あれ?損をすることになるのか?

長い目でみれば+になると思うがどうなんだろう?


やはりここは、予定通りSタイプの召喚陣を設置することにしよう。

こんなところか、問題のポイント不足はダンジョンコアの欠片で補うか。

南窟は、コアの欠片はもう投入しなくても大丈夫だろうから、生産量の7割を新しいダンジョンに投入しよう。

大体、200ポイント分位は補充できるだろう。

各階を回りモンスター撃破して獲れるポイントがポスト75位だから、スケルトンドックやスケルトンオウルなら5日、スケルトンなら10日で一体追加ということになるか。

欲しい数がそろうのに半年位かかりそうだな。


メインダンジョンからBタイプモンスターをもって来ようか。

スケルトン系ならばどっちのモンスターかどうかはわからないだろうしな。

レア個体と勘違いしてくれるだろう。




「ネス様、商人が参りました。」


アサーガが商人の到着を伝えに来た。


「ありがとう、ところでアサーガ様、対外的にはあなた様の方が立場が上なのですから私に減り下るような物言いはお止めください。」


あくまでもここはアサーガの領地だ。

俺の立場がとしては、他のダンジョンの探索中に転移陣の罠により此処の近くに飛ばされた冒険者兼薬師である。

そのためにわざわざポイントを消費して製薬のスキルをとったのだからな。

後でラニアに色々と教えてもらわないといけなくなったが………。


「申し訳ありません、ネス様。」


「ですから、上位者として振る舞って下さい。」


「もう………、すまない、では、ネスよ、いきますよ………。これでよいですか?」


「はい、それで結構です。」






「おお、アサーガ様、お久しぶりでございます。」


村内の広場で商品を指示していた男がアサーガの姿を見つけるとそう言って近づいてきた。


「クラップ、いつもすみませんね。苦労をかけます。」


「イエイエ、先代様にもお世話になりましたので、その御恩を少しでもお返しいたしたいだけですので。」


「そう言ってくれると助かります。それで、商品はいつも通りのものですか?」


「はい、麦や芋、生活雑貨に衣服等です。大豆が安かったので多目に仕入れてありますが、代金はいつも通りで結構です。」

   

「それは助かります。代金の一部を毛皮や薬草でも構いませんか?」


「ところでそちらの方は?」


俺はアサーガの後で交渉をみていたのだが、クラップは先程から気になるのかこちらをチラチラみていたのだが、遂に我慢ができなくなったようだ。


「ああ、彼か。彼の名はネスという薬師だ。」


アサーガが俺を紹介したので、クラップに向かい一礼をした。


「薬師のネス殿ですか?う~ん、この辺りの薬師は大体知っておりますが貴殿の名は聞いたことがございません。どちらの出身ですか?」


やはり、探りを入れてきたか。


「私ですか?私はブラウン大陸の出身ですよ。」


「ブラウン大陸の出身ですか?どのようにしてこちらに?あの大陸とは現在行き来はできないのですが?」


むっちゃ疑っているな。

アサーガを心配しての事と、よくわかるが、商人としては信用できないタイプだな、いい人すぎて。


「簡単に言うと飛ばされたのですよ。ダンジョンのトラップに。」 


「ブラウン大陸からこのアース大陸にですか?」


「そうとしか言いようがないんです。いや、この村の近くに放り出された所をアサーガ様荷を拾ってもらったんです。」


「そうですか、ご苦労なさったんですね。」


さて、彼をどうしよう?


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